脂肪吸引から半年後まではどんな経過を辿る? 完成までの道のり
2020.08.12 17:39
脂肪吸引は、完成までに半年ほどの期間がかかります。
「今すぐにでも細く綺麗になりたい!」というのが本音ですから、半年は長い道のりに感じてしまうかもしれません。また、この期間中はダウンタイムといって、さまざまな症状が現れます。
脂肪吸引を検討している方にとって、完成までの半年間でどのような経過を辿るかは気になるところですよね。そこで、今回は、脂肪吸引から半年後までの経過や現れる症状についてご紹介します。
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<この記事でわかること>
1. どんな経過を辿る?脂肪吸引の翌日〜半年後まで
2. 脂肪吸引の半年後までに現れる症状とピークの時期
3. 脂肪吸引後、いつから日常生活に戻れる?
4. 脂肪吸引の完成が待ち遠しい…そう思った時にできること
5. 脂肪吸引の完成は半年後だが、1ヶ月後には普段の生活ができる
どんな経過を辿る?脂肪吸引の翌日〜半年後まで
まずは、脂肪吸引が完成する半年後までどのような経過を辿るのか、症例写真を見ていきましょう。今回は例として、お腹の経過を紹介したいと思います。
手術翌日
手術翌日は、痛みや内出血、腫れなどが現れ始めます。こちらの方は「翌日縫合」をしているので、内出血や腫れはかなり少ないです。体質にもよりますが、通常はもう少し症状が出るとお考えください。
【引用:お腹の脂肪吸引 翌日の内出血の様子/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
1週間
術後1週間の経過がこちらです。内出血とむくみが顕著に出ていますが、すでに細くなっているのが分かります。
【引用:腰、お腹の脂肪吸引の1週間後の様子/ボァイエ真希子オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
1ヶ月後
術後1ヶ月経つと、むくみが治まってくるので、ほとんどの方が脂肪吸引の効果を実感されます。
この頃になると、皮膚の表面が凸凹になったりつっぱった感じがしたりする「拘縮(こうしゅく)」という症状が出始めます。写真の方のお腹がボコボコしているのも、拘縮が原因です。
【引用:お腹の脂肪吸引 1か月後経過 妊娠線があっても大丈夫!/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
3ヶ月後
お腹や太ももは、術後3ヶ月でもまだつっぱった感じ(拘縮)があります。脂肪吸引した部分がさらに引き締まって完成に向かいますので、あと少しの辛抱です。
なお、二の腕や顔など吸引量の少ない部位では、拘縮がかなり治まり、完成に近い状態になります。
【引用:お腹の脂肪吸引 3か月経過/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
半年後
術後半年が経過すると、術後1ヶ月から出ていた「拘縮」が完全に治まり、完成となります(下腹部のシワは拘縮ではなく、妊娠線です)。
【引用:お腹の脂肪吸引 半年経過/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
脂肪吸引の半年後までに現れる症状とピークの時期
前の段落でも簡単に触れましたが、完成に至る術後半年までには、さまざまなダウンタイム症状が現れます。
腫れ
腫れは、手術でダメージを受けた患部が炎症を起こしているために出る症状です。術直後~術後3日ほどがピークで、1~2週間ほどで落ち着いていきます。
むくみ
手術中の麻酔液が体内に残っていたり、取り除いた皮下脂肪があったスペースに血液が溜まったりして、むくみが生じます。
また、脂肪吸引の手術の後は体の水分代謝が下がり、体が水分を溜め込みやすくなっています。そのため、元々あまりむくまない方でも、術後しばらくはむくみが出やすいのです。
むくみのピークは術後1週間頃で、術後1ヶ月頃になると治まります。ただし、吸引量の多い部位などは術後3ヶ月までむくみを感じる場合もあります。
痛み
痛みは、取り除いた皮下脂肪の周りの組織が、手術によってダメージを受けることで起こります。手術中や術直後は麻酔が効いているため痛みは感じませんが、麻酔が切れると「強い筋肉痛のような痛み」が出てきます。
ピークは、麻酔が切れる手術当日の夜から術後3日頃とお考えください。我慢できないほど痛みが辛い場合は、鎮痛剤を飲んで痛みを和らげましょう。
内出血
元々皮下脂肪があったスペースに血液が溜まり、これが皮膚表面近くまで移動することで内出血を起こします。
症状は手術翌日から出始め、術後1週間ほどがピークです。時間とともに色が黄色く薄くなり、術後2週間ほどで消えていきます。
拘縮(こうしゅく)
拘縮は、手術によって空いた空洞のスペースを埋めようとして、皮膚同士がくっつこうとする回復過程で起こる症状です。皮膚の表面が凸凹したり、つっぱった感じがしたり、硬くなったりしますが、時間とともに和らいでいきます。
症状が出始めるのは内出血やむくみよりも遅く、術後3週間~1ヶ月頃からです。術後3ヶ月~部位によって術後半年ほどで落ち着き、完成となります。
痒み
脂肪吸引後の圧迫固定が蒸れたり、きつ過ぎたりすると、痒みの症状が出る場合があります。
この場合、圧迫固定を調整しなおす必要がありますが、自分の判断で調整するのではなく、クリニックに相談して調整してもらうようにしましょう。
脂肪吸引後、いつから日常生活に戻れる?
脂肪吸引の手術後は、ダウンタイム中の症状が治まるまで日常生活に戻れないということはありません。症状が残っていても日常生活を過ごすことはできますし、少し動きにくさを感じる期間もありますが、仕事や家事も十分にこなせます。
以下で、日常生活や仕事に戻れるまでの期間を、部位ごとに見てみましょう。
顔の場合
顔の脂肪吸引の場合、術後1週間ほどは腫れや内出血が出ますが、手術翌日にはメイクが可能です。デスクワークの方はマスクを、メイクが必要な方はコンシーラーで内出血を隠せば仕事復帰もできるでしょう。
食事の時は少し不便さが残りますが、翌日にはほぼ普段通りの生活に戻れると思っていただいて大丈夫です。
二の腕の場合
二の腕の脂肪吸引も、手術翌日にはある程度日常生活に戻れます。
腕を挙げたり動かしたりするときに痛みが出ることがあるので、家事や着替えの際には気を付けてください。
重い物を持ち上げる必要のある仕事は難しいですが、それ以外のデスクワークや接客業であれば、手術翌日からの仕事復帰が可能です。
お腹の場合
お腹の脂肪吸引では、起き上がる動作や家事中など、意外とお腹に力が入る瞬間は痛みが生じます。
ただ、デスクワークなどのあまり動かない仕事なら、手術翌日の復帰もできるでしょう。動き回る仕事の場合は、お腹に力を入れると痛みが走ることもあるため、術後2~3日はお休みすることをおすすめします。
太ももの場合
太ももは、歩行に関わる部位なので、すぐに日常生活に戻るのは難しいかもしれません。
デスクワークであまり動かなくても済む場合、手術翌日でもやろうと思えばできますが「気合で頑張る」というイメージです。 仕事が休める方は、無理のないよう、術後2~3日はゆっくり過ごすのが良いでしょう。
なんといってもひとつひとつの動作に時間がかかるので、家事や仕事も時間に余裕をもって行動し、出勤の時はいつもより1本早い電車に乗るなどの工夫が必要です。
また、動作や見た目に関係する内出血や痛みは2週間程度で落ち着くので、この頃にはほぼ普段通りの生活が送れるとお考えください。
脂肪吸引の完成が待ち遠しい…そう思った時にできること
「脂肪吸引の完成は手術から半年後」と聞くと、かなり先に感じてしまいますよね。
そんな時におすすめしたいのが、アフターケアです。ダウンタイム中にしっかりとアフターケアを行い、回復を早めていきましょう。
圧迫固定を続ける
脂肪吸引後の圧迫固定には、ダウンタイムの症状を和らげて回復を早めるという重要な役割があります。
当院では、術後1週間までの空いた時間に着用をお願いしております。術後1週間以降も圧迫を続けることで、むくみや内出血の軽減につながります。
特に下半身の脂肪吸引ではむくみがひどく出ることが多く、実際にむくみが強く出た方は術後3ヶ月まで着用されていたとのことです。
マッサージをする
患部のマッサージは、むくみや拘縮の症状緩和に効果的と言われています。
痛みや内出血の症状が強く出ているうちは、症状を悪化させてしまう可能性もあるので、これらの症状が落ち着く術後3週間~1ヶ月を目安に開始しましょう。
【関連記事】
脂肪吸引の後の正しいマッサージ方法とアフターケア一覧
湯船に浸かる
湯船に浸かり、体を温めるのも回復を早めるとされています。体を温めることで血行が良くなるので、体に溜まった水分の排出を助け、むくみの緩和が期待できます。
脂肪吸引の完成は半年後だが、1ヶ月後には普段の生活ができる
脂肪吸引は、完成するのに半年という長い期間が必要で、完成までにはさまざまな症状が現れます。といっても、その症状すべてが術後半年間続くわけではありません。拘縮とむくみ以外の症状は2〜3週間程度で治まりますので、その頃には普段通りの生活に戻れるでしょう。
そして、術後半年が経過した頃に拘縮が落ち着き、完成となります。
以下のページでは、部位ごとの術後の様子をより詳しく知ることができます。
術後、日常生活に戻るまでのシミュレーションをしたい方は、ぜひご覧ください。
この記事の監修医師
モッズクリニック 院長長野 寛史
患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医