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ベイザー脂肪吸引後の生活が知りたい! 術後1週間でできること&できないこと

2020.07.16 11:59

「脂肪吸引を受けたいけれど、術後に元通り日常生活が送れるのか不安…」とお考えの方は多いのではないでしょうか。そんな方には、ダウンタイムが短いベイザー脂肪吸引をおすすめします。
今回は、ベイザー脂肪吸引のダウンタイム期間や術後1週間の生活でできること、できないことを具体的にご紹介します。脂肪吸引後の生活をイメージするためにも役に立ちますので、ぜひご参考に!

【モッズクリニックとは】
東京・銀座にある脂肪吸引・注入クリニック。
脂肪吸引と豊胸の症例は全て合わせると10,000件以上。HPで公開中の症例は1,600件以上。
脂肪吸引・注入に関する古い情報や間違った情報を正すべく、YouTubeなどでも積極的に情報を発信中。

<この記事でわかること>
1, ベイザー脂肪吸引はなぜダウンタイムが少ないのか?
2. ベイザー脂肪吸引の術後1週間までに現れる症状
3. ベイザー脂肪吸引の術後〜1週間までにやること
4. 術後1週間の生活でできること
5. 術後1週間の生活でできないこと
6. まとめ

ベイザー脂肪吸引はなぜダウンタイムが少ないのか

ベイザー脂肪吸引はなぜダウンタイムが少ないのか

術後の生活の前に、ベイザー脂肪吸引のダウンタイムが少ない理由をご紹介します。

従来の脂肪吸引では、刃のついたカニューレ(吸引管)で皮下脂肪をガリガリと削り取っていたので、周辺組織へのダメージが強く、手術中の出血も多くなってしまうのが難点でした。一方のベイザー脂肪吸引は、機器が持つ「ベイザー波」の振動エネルギーによって脂肪細胞を柔らかくし、遊離させてからやさしく除去します。
つまり、脂肪の周りの組織を傷つけにくく、手術中の出血量も抑えることができる=ダウンタイムが短く済むということです。

患者様の体への負担が少ない、ベイザー脂肪吸引。ダウンタイムも短く済むことに加え、より多くの皮下脂肪を除去できることから、多くのクリニックで採用されています。

術後1週間までに現れる症状

ここでは、ベイザー脂肪吸引の術後1週間までに現れるダウンタイム症状の原因や落ち着く時期をご紹介します。

内出血

内出血は、手術中に出血した血液が脂肪層に溜まり、皮膚の近くに移動してくる(上にあがってくる)ことで生じる症状です。手術翌日から症状が出始め、その後徐々に色が薄く黄色くなっていき、通常2週間程度で落ち着きます。
最初は広い範囲で生じるので驚いてしまうかもしれませんが、圧迫固定をしっかりとすることで止血効果を高め、回復を早める効果が見込めます。

痛み

手術中や手術直後は麻酔の影響で痛みはほぼ感じませんが、麻酔が切れてくると、痛みを感じるようになります。痛みの感覚でよく例えられるのが、強い筋肉痛です。大半は1週間程度で落ち着きますが、痛みが強い場合は鎮痛剤を飲んでください。
なお、顔や二の腕など、吸引量が少ない部分は痛みも少なく、お腹や太ももなど除去する脂肪が多いと痛みも強くなる傾向があります。

腫れ

腫れは、手術によるダメージで、患部が炎症を起こしているために起こります。術直後~術後3日程度がピークで、通常1~2週間を目安に落ち着きます。

むくみ

むくみは、脂肪吸引でできた空洞(元々皮下脂肪があったスペース)に麻酔液やリンパ液が溜まることで起こります。
これに加えて、術後は血流が悪く、水分代謝が落ちやすい状態になっており、むくみが出やすいのです。

症状のピークは術後1週間頃で、通常1~3ヶ月程度で落ち着きます。ただし、症状が出る期間は吸引量や体質によっても異なります。吸引量の少ない顔や二の腕はむくみも早く落ち着き、吸引量の多いお腹や太ももは長引きやすい傾向があります。

ダウンタイム症状は時間とともに落ち着いていくので、安心してください。回復を早めるアフターケアも重要です。
アフターケアに関しては、「脂肪吸引の後の正しいマッサージ方法とアフターケア一覧」をご覧ください。

ベイザー脂肪吸引の術後〜1週間までにやること

ここでは、ベイザー脂肪吸引を受けてから術後1週間までの必須事項をご紹介します。日常生活や次の日のお仕事に支障をきたさないよう、把握しておくことをおすすめします。

圧迫固定

手術直後、患者様が麻酔で眠っている間に、看護師が適切に患部の圧迫・固定を行いますので、その後はご自身で固定をするようにしてください。
止血効果やむくみ改善効果があるので、ダウンタイム軽減にもつながります。

▶︎当院で採用している『脂肪吸引専用圧迫着』はこちら

縫合

通常、縫合は手術と同じ日に行うことがほとんどですが、翌日縫合を取り入れているクリニックもあります(当院もそうです)。
翌日縫合のとはその名の通り、手術の翌日に再びご来院いただき、傷口を縫合するというものです。あえて傷口を1日開けておくことで溜まった麻酔液を極限まで絞り出します。これは、ダウンタイム軽減法のひとつでもあります。

抜糸

術後1週間には、抜糸のためにクリニックに足を運ぶ必要があります。当院の場合、そのとき一緒に経過チェックをさせていただいたり、インディバを受けていただいたりしています。

ベイザー脂肪吸引は、「手術を受けてハイ終わり」と簡単にはいきません。適切に処置することでダウンタイムの症状軽減にもつながりますので、ドクターの指示のもと、しっかりと処置を受けましょう。

術後1週間の生活でできること

術後1週間の生活でできること

ベイザー脂肪吸引を受けるにあたって心配なのが、「どの程度の日常生活を送れるのか」ということですよね。
ここでは、術後1週間でできることの例をご紹介します。

仕事

仕事復帰の目安は、デスクワークの方で翌日~術後3日、接客業や営業職の方でも術後2~3日です。当院ではほとんどの方が手術翌日~術後3日で仕事復帰されます。ですので、術後1週間には大多数の方が仕事をされています。
もしかしたら、「あまり長く仕事を休めないから受けられない」と諦めてしまっていた方もいるのではないでしょうか。実際、「1週間~10日程度休む必要がある」と言われていた時代もありましたが、それは昔のこと。今では機器も技術も進化していますので、何日も休む必要はありません。

シャワー

当院の場合、シャワーは翌日から可能です。創部には防水の保護材を貼付していますので、傷口に水が入らないようにすれば問題ありません。

お風呂

抜糸の済んだ術後1週間頃から、お風呂に入っていただいて問題ありません。吸引の範囲が狭い場合は、術後3日目からOKとなる場合もあります。

家事

手術から1週間も経過すれば、痛みも落ち着いてきますので、家事も問題なくできるでしょう。適度に動く方が無駄なむくみの予防になりますので、むしろやっていただくことをおすすめします。
当院の患者様では、手術翌日から家事と育児をやっていらっしゃる方もいらっしゃいます。あくまでも無理のない範囲で行ってくださいね。

メイク(顔の脂肪吸引の場合)

顔の脂肪吸引をお考えの方から、「いつからメイクできますか?」と聞かれることがあるのですが、基本的には翌日からOKです。
翌日は内出血も出てきますが、コンシーラーで隠すことができます。
洗顔も翌日からしていただいて構いませんが、痛みを感じやすい方も多いので、優しく汚れを落とすイメージで行なってください。

スムーズな着替え

着替えの際に気になるのが、痛み。それも術後1週間ほどすれば、痛みが落ち着き、スムーズに着替えられるようになります。
逆に、術後3日くらいまでは着替えが辛く感じるかもしれません。特に、二の腕の場合、腕を上げる動きが辛く、スムーズな着替えが難しいと感じることも多いです。翌日〜術後3日までは、ゆるめの洋服を着たり、着替えの時間を多めに確保したりといった工夫が必要です。

運動(ジム・筋トレなど)

ジムへ行ったり、筋トレをしたりといった運動は、術後1週間の抜糸の後からOKとされています。ただし、痛みや内出血がひどい場合は無理をしないのが一番です。ジムに行くとしても簡単な筋トレから始めたり、通う日を1日置きにしたりと、無理のない範囲で行いましょう。

飲酒

抜糸が終わる術後1週間からOKです。
飲酒をすると、血行が良くなりすぎてしまうため、内出血やむくみを助長し、ダウンタイムが長引いてしまう可能性があります。また、傷の治りも遅くしてしまうため、最低でも抜糸が済むまでは控えていただくようにしています。

喫煙

飲酒同様、術後1週間から可能です。禁煙は辛いと思いますが、血流を悪くしてしまう可能性がありますのでご注意ください。

レーザー治療・脱毛(吸引箇所と異なる場合)

「顔の脂肪吸引をして、足の脱毛」、「二の腕の脂肪吸引をして顔のレーザー治療」など、吸引箇所と異なる部位であれば、レーザー治療や脱毛の施術を受けても問題ありません。

ベイザー脂肪吸引の術後1週間でできることをご紹介しました。吸引箇所や吸引量によって差はありますが、術後1週間でも意外と多くのことができますよね。

術後1週間の生活でできないこと

術後1週間の生活でできないこと

続いて、術後1週間でできないことを挙げていきます。

過度な運動

運動については「できること」の段落で簡単に触れましたが、むくみを軽減するためにも、できる範囲で体を動かすことは大事です。しかし、術後1週間ではまだ痛みが残っていることもあるので、過度な運動は避けましょう。
運動の線引きが難しい場合は、担当医に直接聞いてみてください(例:ウォーキングはOK、ジョギングはNGなど)。

マッサージ

運動と同じく、血行を促進してむくみを軽減するにはマッサージも有効です。しかし、術後1週間では痛みが出たり、皮膚を傷つけたりする可能性があります。
マッサージやストレッチは、術後3週間を目安に始めるのが一般的です。

レーザー治療・脱毛(吸引箇所と同じ場合)

吸引箇所のレーザー治療や脱毛は、術後1ヶ月は控えていただくのが良いです。上述のように、吸引箇所とは別の部位であれば問題ありませんが、「顔の脂肪吸引をして顔にレーザーを当てる」などは避けましょう。

術後1週間経つと、日常生活のほとんどができるようになっていますが、場合によっては控えたほうが良いこともあります。

まとめ:術後1週間を過ぎれば、意外と生活に支障はない

ベイザー脂肪吸引の術後1週間の生活でできること、できないことをご紹介しました。
術後3日までは、まだ痛みや腫れも強く、むくみも出てきますので、やや生活に支障をきたすかもしれません。しかし、ご紹介してきたとおり、術後1週間が経てばダウンタイムの症状もだいぶ落ち着いてきますので、できることも案外多いもの。

一昔前では、「脂肪吸引の手術を受けるには入院しないといけない」、「ダウンタイムが辛いから長期間仕事を休まなければいけない」といったイメージがありましたが、今ではそのようなことはありません。

機器の性能も上がり技術も進化しているため、ベイザー脂肪吸引のように患者様への負担を抑えてダウンタイムを短くしながら、吸引量も最大限増やせるようになってきています。

ベイザー脂肪吸引後の生活をもっと詳しく知りたいという方は、以下のページをご覧ください。脂肪吸引の部位ごとに、患者様の術後の生活をご紹介しています。

気になる脂肪吸引後のダウンタイム。普段の生活への影響はどのくらい?
ダウンタイムシミュレーション

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野 寛史

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格