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脂肪吸引

脂肪吸引はリバウンドしやすい? 元に戻らず効果を長続きさせるには?

「脂肪吸引した部分はその後太りにくくなり、効果が続く」。
脂肪吸引の情報収集をしていて、このような情報を耳にしたことはありませんか? 確かに脂肪吸引はリバウンドしにくいと言われていますが、その理由は皆様ご存知でしょうか。

今回は脂肪吸引で痩身効果を得られる仕組みや、ダイエットよりもリバウンドしづらい理由をご紹介します。さまざまなダイエットを経験したのち、脂肪吸引を受けようかとお悩みの方必見です。

<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引がリバウンドしにくい理由【ダイエットと比較】
2. 脂肪吸引の手術方法
3. 脂肪吸引で脂肪細胞を除去する3つのメリット
4. 脂肪吸引後にリバウンドするリスク
5. 脂肪吸引後のリバウンドを防ぐ3つの習慣
6. 脂肪吸引に関するQ&A
7. まとめ

脂肪吸引がリバウンドしにくい理由【ダイエットと比較】

脂肪細胞は、ひとつひとつの細胞が大きくなった状態が「太る」、ひとつひとつの細胞が小さくなった状態が「痩せる」となります。

ダイエットの場合

一般的なダイエットでは、食事制限や運動によって脂肪細胞ひとつひとつを小さくしていきます。細胞の数が減るわけではないので、たとえ痩せても生活習慣が元に戻れば再び脂肪細胞が大きくなり、リバウンドしやすくなるのはご理解いただけると思います。

ちなみに、ダイエットでは全身の脂肪細胞がまんべんなく小さくなっていくので、部分痩せが困難です。

脂肪吸引の場合

脂肪吸引は物理的に脂肪細胞の数を減らすので、手術を受けた部分の脂肪細胞が術後大きくなっても、元よりも細胞の数が少なくなります。よって、リバウンドしにくい体になります。

また、特定の部分から脂肪細胞を除去する施術ですので、ダイエットでは難しい部分痩せが可能です。

脂肪吸引の手術方法

脂肪吸引は、使用する機器によってさまざまな種類があります。ここでは、現在よく耳にする脂肪吸引機器をご紹介します。

ボディジェット脂肪吸引

水流の力で脂肪細胞を分離させる方法で、最大70%の皮下脂肪が除去できると言われています。
水を使うため安全性が高く、周辺組織へのダメージを抑えられる一方、術後のむくみが長引く傾向にあります。

ライポマティック脂肪吸引

超音波に加えて、回転式のハンドピースを用いる吸引機器で、最大90%の皮下脂肪が除去可能とされています。
熱エネルギーを使わず、高空気圧で脂肪を微振動させて吸引することによって、吸引しづらい硬い脂肪も除去が可能です。

アキーセル脂肪吸引

振動エネルギーを使った吸引機器で、最大90%の皮下脂肪が除去可能と言われています。
微細に振動する吸引管を用いることで、皮下脂肪を柔らかくほぐしながら吸引。周辺組織のダメージを抑え、ダウンタイムの軽減効果が期待できます。

ベイザー脂肪吸引

ベイザーリポと呼ばれる機器を使った脂肪吸引で、一回の手術で最大90%の脂肪を除去できると言われています。
「ベイザー波」と呼ばれる特殊な超音波を照射し、脂肪を柔らかくした後に吸引。刃のないカニューレで優しく脂肪を除去するため、周辺組織を傷付けずに多くの脂肪を吸引することが可能です。

脂肪吸引で脂肪細胞を除去する3つのメリット

脂肪吸引について理解を深めたところで、手術を受けるメリットについて考えてみましょう。

リバウンドしにくい

上でも述べた通り、リバウンドは小さくなっていた脂肪細胞ひとつひとつが再び大きくなることで起こります。
その点、脂肪吸引は脂肪細胞が再び大きくなっても元々の状態よりも数が少なくなっているので、太りにくくなるのです。

部分痩せができる

ダイエットは全身の脂肪細胞がまんべんなく小さくなるので、ダイエットによる部分痩せは至難の業です。
その一方、脂肪吸引は細くしたい部分をピンポイントで細くすることができます。
脂肪吸引=肥満の人が受けるというイメージをお持ち方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。
「ダイエットやトレーニングでもここだけ痩せない」といったお悩みを抱えた普通体型の方、または痩せていらっしゃる方も脂肪吸引を受けています。

即効性がある

脂肪細胞を取り除く脂肪吸引には、即効性があります。術後は腫れやむくみといったダウンタイム症状があらわれますが、術後すぐに効果を感じられる方もいらっしゃるほど。ダウンタイムの症状(腫れやむくみ)が強い方も時間とともに落ち着き、術後1ヶ月程度で痩身効果を実感していただけます。

脂肪吸引後にリバウンドするリスク

脂肪吸引後、リバウンドしてしまった場合に考えられるリスクを3つご紹介します。

脂肪細胞が膨らむ

脂肪吸引によって脂肪細胞の数が減るとは言え、油断は禁物です。毎日のように高カロリーな揚げ物や糖質を摂取していると、残っている脂肪細胞が膨らみ、リバウンドのリスクが高くなります。

他の部位に脂肪がつく

既にご理解いただいている方も多いと思いますが、手術を受けていない部位の脂肪細胞の数は変わりませんので、暴飲暴食を続ければ、当然ながら患部以外に脂肪が付いてしまいます。
脂肪吸引とは不思議なもので、術前の状態を忘れて過ごす方も多いもの。気を抜いて暴飲暴食を繰り返していると、吸引箇所ではない部位に脂肪がつき、綺麗なボディラインが崩れてしまう恐れがあります。

費用対効果が悪くなる

脂肪吸引は、費用対効果が高い痩身施術として知られています。30万円〜100万円ほどの高額な費用が必要になる一方、一度の施術で確かな痩身効果を実感できる上、リバウンドのリスクが低いからです。
万が一、暴飲暴食などでリバウンドしてしまった場合、決して安くない費用を払って手に入れたボディラインが失われ、費用対効果も悪くなってしまいます。

脂肪吸引後のリバウンドを防ぐ3つの習慣

脂肪吸引後のリバウンドのリスクをご説明しましたが、術後はダイエットのモチベーションが上がり、ボディラインをキープされる方がほとんどです。ですので、リバウンドのリスクを過度に心配する必要はありません。
脂肪吸引後の体をキープするために効果的な習慣を3つご紹介しますので、脂肪吸引後の方は取り入れてみてください。

栄養バランスを考えた食生活

リバウンドにおける一番の敵は「暴飲暴食」です。
ダイエットでも同じことが言えますが、太らないためは、基礎代謝・消費カロリーに対して摂取カロリーを抑える必要があります。
食生活の良くない例としては、高カロリーな脂質や炭水化物を過剰に摂取しているケース。ジャンクフードや揚げ物、甘い物の食べ過ぎには注意が必要です。

ただし、炭水化物や脂質も生きていく上で必要な栄養素ですから、全く食べないのも良くありません。三大栄養素である炭水化物・脂質・タンパク質のバランス(=PFCバランス)が整った食事を心掛けましょう。

日常生活に運動習慣を取り入れる

食生活の改善だけでなく、日常生活で運動習慣を取り入れるのもひとつの手段です。
運動と聞くと苦手意識を持たれる方も多いと思いますが、キツい有酸素運動や筋トレをおすすめしているわけではありません。
自宅で家事をしながら軽い筋トレをしたり、一駅分歩いたり、エスカレーターではなく階段を使ったり。こうした小さな積み重ねが習慣となって、リバウンドしづらい体作りに役立ちます。

ボディラインを定期的にチェックする

術後に太ってしまうことを恐れる方もいらっしゃいますが、リバウンドは1日にしてならずです。
脂肪吸引の後「好きなものを好きなだけ食べて、気付いたら太ってしまっていた」という事態を未然に防ぐには、日頃からご自身のボディラインと向き合う必要があります。
例えば、鏡でボディラインをチェックしたり、定期的に写真を撮って見返してみるのもひとつです。

また、体重を測ってご自身の体の状態を把握しておく方法もおすすめです。そこで多少体重が増えていたとしても、上でご紹介した食事内容の見直しや運動習慣によって、リバウンドを防ぐことができます。

脂肪吸引に関するQ&A

ここでは、脂肪吸引に関してよくいただく質問に回答しました。参考にしてみてください。

Q. 最大何ccの脂肪を吸引できますか?

A. 一度の施術で吸引可能な脂肪量の目安は「体重の1割」です。

一度の手術で大量に脂肪吸引すると、貧血や脱水症状になる可能性があるので、安全性を確保するためにも、多くのクリニックでは吸引量の上限を定めています。

Q. 脂肪の取り過ぎは何故ダメなんですか?

A. 体全体のバランスが崩れたり、たるみ・デコボコの原因になったりするからです。

特定の部分の脂肪だけを過剰に吸引してしまうと、隣接部位とのバランスがおかしくなってしまいます。
また、皮膚のハリ以上に脂肪を吸引すると、皮膚が余ってたるみが生じたり、皮膚表面がデコボコしたりします。

Q. リバウンドしないと聞いたのに、術後体重が増えてきました。

A. まずは生活習慣や食生活を見直してみてください。

術後どれくらいに体重が増えているのか、またはどれくらい体重が増えたのかによってもアドバイス内容が変わってきます。ダウンタイム中はむくみの関係で体重が増えるので、今回は術後半年以降(完成した後)に体重が増えたと仮定してお話しますね。

脂肪吸引後、体重が大幅に増加し、見た目にも分かるほど太ったと感じるのであれば、やはり食生活に原因がある可能性が高いです。そのため、まずは生活習慣や食生活を振り返ってみてください。
脂肪吸引後の体がリバウンドしにくくなることは確かですが、それは施術した部位のみ。手術を受けていない部分は細胞の数に変化がありませんから、暴飲暴食を続けていれば、当然その部分は太り、体重が増えてしまいます。

まとめ

脂肪吸引とダイエットを比較しながら、脂肪吸引がリバウンドしにくい理由や脂肪細胞の種類をお話ししました。参考になりましたでしょうか。
まず理解していただきたいのが。「脂肪細胞はひとつひとつが大きくなれば太り、小さくなれば痩せる」ということ。これが理解ができれば、物理的に脂肪細胞を除去する脂肪吸引の効果がより理解しやすいのではないでしょうか。

「痩せるのは大変なのに、太るのは一瞬」「ダイエットをしてもなかなか痩せない」。
といった言葉をよく耳にしますが、脂肪吸引は気になる箇所の脂肪をピンポイントに除去できる上、リバウンドのリスクが低い痩身施術です。
ダイエットをしてもすぐにリバウンドしてしまうとお悩みの方、ダイエットやトレーニングでも引き締まらない部位があるとお悩みの方は、ひとつの選択肢として脂肪吸引を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野寛史 院長

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格