<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引後にピリピリするけど大丈夫?原因は何?
2. 脂肪吸引後のピリピリした痛みやしびれはいつ治る?
3. 脂肪吸引後のピリピリを抑えるアフターケア方法
4. まとめ
脂肪吸引後にピリピリするけど大丈夫?原因は何?
脂肪吸引後のピリピリ感の原因として、以下の4つが考えられます。
原因1:痛み
脂肪吸引後に生じる痛みの程度は、吸引量や吸引範囲によって差がありますが、強めの筋肉痛に似ています。その痛みの症状が徐々に和らいでくると、ピリピリ感に変わっていく ことがあります。
原因2:むくみ
脂肪吸引後は体の中の水分がうまく排出されず、むくみが起こりやすい状態になります。血液循環が悪くなって神経への血流が滞ったり、むくみで神経が圧迫されたりするとしびれが生じることがあります。
原因3:圧迫固定
脂肪吸引の後は、ダウンタイム軽減のために圧迫を行ないます。この時、圧迫がきつ過ぎて血液の巡りが悪くなると、しびれが生じるケースがあります。
原因4:手術で末梢神経が傷付いた
これはごく稀なケースですが、手術中に神経を傷つけてしまうと、ピリピリ感が出てしまうことがあります。
脂肪吸引後のピリピリした痛みやしびれはいつ治る?
ここでは、前章で挙げたピリピリ感がいつ治るのか、目安時期をご紹介します。
脂肪吸引後にピリピリ感を覚えると不安になってしまいますが、あまりナーバスになり過ぎずに経過を待つことも大切です。
痛みによるピリピリ感:術後1週間頃
痛みのピークは、手術当日の麻酔が切れてから術後2~3日ほどで、通常術後1週間を目処に落ち着いていきます。
ピリピリ感を覚えるのは痛みが徐々に和らいでくる時ですので、痛みと同様、術後1週間ほどを目安にお考えください。
むくみによるピリピリ感:術後1~3ヶ月
むくみは術後1週間頃にピークを迎え、部位によって術後2~1ヶ月ほどで落ち着きます。
症状が落ち着けばむくみによるピリピリ感も治まりますので、術後1〜3ヶ月が目安となります。
圧迫によるピリピリ感:すぐに軽減可能
圧迫固定によってピリピリ感がある場合、圧迫着を緩めることで症状が解消されます。
末梢神経の損傷によるピリピリ感:多くの場合1〜3ヶ月
末梢神経が傷付くことによって生じたピリピリ感は、自然に回復するのを待つのが一番です。多くの場合は術後1〜3ヶ月ほどで良くなっていきます。
脂肪吸引後のピリピリを抑えるアフターケア方法
脂肪吸引後のピリピリ感は、アフターケアを取り入れることで症状が軽減する場合もあります。ここでは、ピリピリ感を抑えるアフターケア方法をご紹介します。
鎮痛剤の服用
痛みによるピリピリ感の場合、処方された鎮痛剤を服用してください。症状を抑える効果が期待できます。
マッサージやストレッチ
むくみによるピリピリ感の場合、マッサージやストレッチによって症状が緩和することがあります。
むくみが顕著な部分や皮膚が硬くなった部分を指圧し、ほぐすようにマッサージをしてください。背中などの動かしにくい部位は患部をしっかり伸ばし、10秒ほどキープするストレッチを繰り返し、血行改善に努めましょう。
体を温める
マッサージやストレッチと同様、体を温めることで血行促進を図ると、ピリピリ感が和ら ぐことがあります。
術後1週間の抜糸後からは湯船に浸かり、体を冷やさない食事を心がけましょう。
圧迫を緩める
圧迫がきつ過ぎることでピリピリ感がある場合、圧迫を緩めて様子を見てください。
当院の場合、術後ずっと圧迫を続ける必要はありませんので、適宜緩める・外すなどして調整いただくようにお伝えしています。
※圧迫固定の有無が仕上がりに影響することはありません。
クリニックやサロンでインディバを受ける
インディバは「深部加温」と言って、高周波を当てて体を内面から温める施術です。新陳代謝を高められるので、むくみをはじめ、内出血や拘縮など、様々なダウンタイム症状の緩和に役立ちます。
まとめ
脂肪吸引後のピリピリ感は、痛みが原因の場合は1週間ほど、圧迫固定が原因の場合は圧迫着を緩めた後、むくみ・神経の損傷が原因の場合は1〜3ヶ月で落ち着きます。
上記に挙げた中で皆さまが不安に思われるのは、神経を傷付けてしまったケースではないでしょうか。このケースはごく稀ですが、これから施術を受ける方はクリニック選び・医師選びを慎重に行うことで、事前にリスクを回避できます。
既に脂肪吸引を受けてしびれを感じている方がいらっしゃいましたら、上記の方法を試してみてください。術後1〜3ヶ月が経過しても良くならない場合は、一度担当医に相談しましょう。放置は禁物です。