<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引術後の運動を始めてもいい時期は?
2. 脂肪吸引の手術後、数日は避けた方がいい運動
3. 脂肪吸引術後におすすめの運動
4. まとめ
脂肪吸引術後の運動を始めてもいい時期は?
想像されている運動の内容や手術部位にもよりますが、運動を始めても良い時期の目安は、抜糸が終わった術後1週間頃です。抜糸以前だと傷口が完全に治りきっていないので、激しい運動をすると傷口が開いてしまう可能性があります。
また、術後の痛みや腫れは1週間前後を目安に落ち着きます。そのため、この時期以前に運動を始めると、前述の症状が長引く可能性があるので、無理をしないのが一番です。
脂肪吸引の手術後、数日は避けた方がいい運動
手術当日から術後3日は、吸引箇所が手術のダメージにより炎症を起こし、痛みや腫れが生じます。ですので、ジョギングや筋トレなどの大量に汗をかく運動、患部に負担がかかる運動はお控えいただくのが無難です。
ただ、仕事や家事といった日常生活の範囲内で動くことは問題ありません。むしろ、積極的に動いていただいた方が症状の早期回復に繋がります。
脂肪吸引術後におすすめの運動
ここからは、術後の時期に応じたおすすめの運動内容をご紹介します。
※ダウンタイムは吸引箇所や個人の体質によって変わりますので、実際に運動する時は、ご自身の体の状態も考慮して運動内容を決定していただければと思います。
手術当日〜術後1週間
前述の通り、手術当日〜術後3日は激しい運動を避けましょう。
・ポイント
無理をしないことを第一に、家事や仕事など、日常的な運動にとどめましょう。短い距離を歩いたりするのは問題ありません。
【例】階段を使う、通勤時・帰宅時に一駅前で降りて歩くなど
術後1週間(抜糸後)〜2週間
術後1週間の抜糸後から術後2週間くらいまでを目安に、軽い運動を取り入れていきましょう。痛みが落ち着いていれば、ジムや筋トレを始めても構いません。
また、術後1週間頃からむくみがピークを迎えるので、回復を早めるためにウォーキングなどの有酸素運動も取り入れ、少しずつ運動時間を増やすのもおすすめです。
・ポイント
激しい運動で体に負荷がかかり過ぎると、腫れや痛みのダウンタイム症状がぶり返したり長引いたりする可能性があります。
様子を見ながら、無理のない範囲で取り組んでくださいね。
術後2週間〜4週間
この頃には痛みや腫れも消失し、大半の方が問題なく日常生活を送れます。ですので、ジムでの激しい運動やジョギングなど、もう少し負荷をかけても構いません。
・ポイント
この頃には拘縮の症状が出始め、動かしづらいことがあります。積極的に動かす方が早期回復には良いのですが、無理のない程度に行ってください。
また、運動が苦手な方は、患部のマッサージやストレッチを取り入れるのもおすすめです。
拘縮によって皮膚が硬く凸凹している部分は、指で押したりつまんだりして、硬い部分をほぐすようにマッサージしましょう。つっぱり感のある部分はストレッチで程よく伸ばしてください。
まとめ
脂肪吸引後の運動について、開始時期や運動内容などをお伝えしました。
普段から運動の習慣がある方にとって、「術後いつ頃から運動できるのか?」は気になるところですよね。
上でもお話した通り、絶対に運動してはいけないといった制限はありませんが、術後のダウンタイム症状を長引かせないためにも、少々控えた方が良い時期があります。
特に、手術当日から術後3日頃までは、痛みや腫れがピークの時期ですので、激しい運動はお控えください。家事や仕事など日常生活の範囲であれば、無理しない程度に動いていただくのは問題ありません。
術後1週間以降、症状が落ち着いたら、体調の様子を見ながら筋トレやウォーキングなど軽い運動から取り入れてみてください。