<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引とは
2. 脂肪吸引の後、いつから細くなる?
3. 脂肪吸引後のダウンタイム中にあらわれる症状
4. 脂肪吸引から5年後の体はどうなる?
5. 脂肪吸引から2〜4年後の症例写真
6. 脂肪吸引の術後経過写真【術後〜6ヶ月まで」】
7. 脂肪吸引術後の注意点
8. 脂肪吸引に関するよくある質問
9. 脂肪吸引術後の経過まとめ
脂肪吸引とは
皮膚を数ミリ切開し、「カニューレ」と呼ばれる吸引管を使って皮下脂肪を吸引する施術です。
脂肪吸引の最大のメリットは、ダイエットでは難しい「部分痩せ」ができる点。即効性が見込める上、リバウンドしにくくなるのも脂肪吸引の魅力です。
なお、男性につきやすいと言われる「内臓脂肪」は脂肪吸引できません。この部分を落とすには、食事管理や有酸素運動を取り入れるなど、生活習慣の見直しが必要になります。
脂肪吸引の後、いつから細くなる?
脂肪吸引の量や部位によって時期は変わりますが、術後1ヶ月もあれば「細くなった」と実感できます。
ここでは、各部位の具体的な「細くなる時期」をご紹介します。
顔が細くなる期間
顔の場合、手術翌日からシュッとなったと感じる方が多いです。当院は腫れがほとんど出ないように工夫しているので、かなり早い段階で効果を実感できます。
二の腕が細くなる期間
二の腕は比較的むくみやすい部位ではありますが、術後1週間もすれば細くなっているのが分かります。 確かな痩身効果で言えば、やはり術後1ヶ月が目安です。
お腹が細くなる期間
お腹は吸引範囲が広く、吸引量も多いので、顔や二の腕よりもむくみが出やすい部位です。術後1ヶ月頃にはむくみが落ち着き、細くなったのが目に見えて分かるようになるでしょう。
この頃から拘縮が始まり、皮膚の凸凹やつっぱり感を感じるようになりますが、皮膚が引き締まっている証拠です。術後半年ほどかけて、徐々に引き締まっていきます。
太ももが細くなる期間
太ももの脂肪吸引もお腹と同様、吸引量が多い部位です。
翌日縫合の方であれば翌日から効果を実感される方もいらっしゃいますが、元々むくみやすい部位でもあるので、明らかに細くなったと感じるのは術後1ヶ月以降が目安になります。
お尻が細くなる期間
当院の場合、お尻の脂肪吸引は太ももと併用して行うケースがほとんどです。そのため、太ももと同様、術後2週間〜1ヶ月を過ぎたあたりからボリュームダウンを実感される方が多いです。
脂肪吸引後のダウンタイム中にあらわれる症状
脂肪吸引後のダウンタイムには、下記のような症状があります。
患部が腫れる
腫れは、手術でダメージを受けた患部の炎症によって起こります。症状のピークは手術当日から術後3日ほどです。
痛みが出る
手術で受けた患部へのダメージによるもので、筋肉痛に近い痛みを伴います。
基本的には動けないほどの激痛ではありませんが、痛みが強く出た場合は、クリニックから処方された痛み止めを服用しましょう。
むくみが出る
むくみは、手術中・術後に出た血液やリンパ液、麻酔液が体に停滞することで起こります。
また、術後は水分代謝が落ちており、むくみやすい状態にあります。
ピークは術後1週間ほどで、落ち着く時期は部位によって異なりますが、2週間~1ヶ月ほどを目安にお考えください。
内出血が出る
手術中や術後に出た血液が、時間経過とともに皮膚の表面近くへ移動し、生じるのが内出血です。吸引量や部位によって程度は異なりますが、1〜2週間で落ち着きます。
拘縮(こうしゅく)が起きる
拘縮は、手術で取り除いた脂肪があった空洞部分をまわりの組織が埋め、体が引き締まっていく過程で起こる症状です。脂肪吸引した部分の皮膚が硬くなったり、表面に凸凹ができたりします。
凸凹ができて不安に思われる方もいらっしゃるのですが、脂肪吸引した方全員に起こる体の正常反応で、3〜6ヶ月で落ち着きます。
脂肪吸引から5年後の体はどうなる?
脂肪吸引を受けてから5年が経過した時、体はどのような状態になるのでしょうか。患者様によく聞かれるリバウンドの可能性についてご説明します。
体型維持はできる?
脂肪吸引後のリバウンドについて懸念される方も多いのですが、脂肪吸引5年後でも美しいラインをキープできている可能性が高いです。その理由を下記で解説します。
痩せる・太るの仕組み
そもそもの話になりますが、脂肪というのは小さな脂肪細胞が集まってできており、食事制限や運動などのダイエットでは、一つ一つの脂肪細胞を小さくしていきます。一方の脂肪吸引は、皮下脂肪を物理的に取り除くので、脂肪細胞の数を減らすことができます。
脂肪細胞を小さくするのがダイエット、脂肪細胞の数を減らすのが脂肪吸引です。
脂肪吸引がリバウンドしづらい理由
ここまでの話を踏まえて、術後のリバウンドのリスクについて考えてみましょう。脂肪吸引とダイエットのリバウンドのリスクを比較してみました。
【脂肪吸引の場合】
先ほどもお伝えした通り、脂肪吸引は脂肪細胞の数を減らす施術です。そのため、術後に太った(脂肪細胞が大きくなった)としても、元の状態よりは細胞の数が少なくなっていますから、術前に比べて太りにくい状態であることはご理解いただけると思います。
先ほど「5年後も綺麗なボディラインをキープできる可能性が高い」とお伝えしたのは、これが理由です。
【ダイエットの場合】
ダイエットは、一つ一つの脂肪細胞が小さくなると痩せていきます。痩せても細胞の数自体は変わらず、細胞が小さくなっている状態ということです。
そのため、ダイエット中の生活をやめたり、暴飲暴食を続けたりしていると、脂肪細胞が再び大きくなる可能性があり、リバウンドに繋がります。
脂肪吸引していない部位はどうなる?
脂肪吸引のリバウンドのリスクは低いものの、「脂肪吸引して太りにくくなったから安心」という考えで暴飲暴食を続けていると、脂肪吸引していない箇所に脂肪が付き、太ってしまう可能性があります。
元々の食生活が乱れ気味、あるいは運動習慣がないという方は、脂肪吸引を機に健康的な生活習慣を意識してみましょう。
脂肪吸引から2〜4年後の症例写真
脂肪吸引は術後6ヶ月以降に通院することがないので、残念ながら6ヶ月以降の症例写真はほぼありません。5年後の実例を出すことはできませんが、2年後、4年後の様子を撮影させていただいたモニター様がいらっしゃるので参考までにご紹介します。
太もも・お尻の脂肪吸引 2年後
太もも・お尻の脂肪吸引の術前と2年後の比較です。別の部位の手術で2年ぶりにご来院いただいたので、貴重な長期経過の写真を撮影させていただきました。
施術から2年経っても細くて美しいラインをキープされており、リバウンドの様子もありません。ご本人の努力はもちろんですが、リバウンドしづらいという脂肪吸引のメリットをご理解いただけると思います。
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:(モニター価格/税込)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも内側(両脚)220,000円 ●太もも外側(両脚)220,000円 ●太もも前面(両脚)220,000円 ●太もも全体605,000円 ●太もも全体+膝660,000円 ●太もも全体+お尻726,000円 ●太もも全体+膝+お尻825,000円
腰の脂肪吸引・お尻の脂肪注入 4年後
4年前、ブラジリアンバットリフト(腰の脂肪吸引+お尻の脂肪注入)を行なったモニター様です。それから別部位の脂肪吸引をご希望され、度々ご来院してくださっています。
これまでの経過写真を「術前・術後3ヶ月・術後2年・術後4年」の順で並べてみました。2年後、4年後も綺麗なくびれとヒップラインがキープされており、術後3ヶ月から大きな変化は見られません。
術後3ヶ月以降の経過写真には日焼け跡が見られ、術後の人生を楽しまれている様子が伝わってきます。術後3ヶ月にお会いした際、「嬉しくて海外の海に行ってきました」と仰っていた嬉しそうな姿を今でも覚えています。
【ブラジリアンバッドリフト 2年経過/長野寛史オフィシャルブログ】
【ブラジリアンバッドリフト 4年後/長野寛史オフィシャルブログ】
■施術:ヒップメイキング・豊尻
施術の説明:加工した自己脂肪を使って魅力的な体に。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:(モニター価格/税込)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●ヒップメイキング・豊尻 1,155,000円
脂肪吸引の術後経過写真【術後〜6ヶ月まで】
この章では、術後の経過に応じた症例をご紹介しながら患部の状態を解説します。
今回は当院のドクターブログより、太ももの経過写真をピックアップしました。
脂肪吸引術後【1日目】
太もも・お尻の脂肪吸引の手術前→翌日の様子です。
下半身は重力の関係で内出血が出やすく、膝周辺が青くなっているのが分かります。若干細くなってはいますが、痩身効果を実感するのはもう少し先です。
【太もも全周、お尻の脂肪吸引の翌日の様子/ボァイエ真希子オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
痛み
手術翌日は筋肉痛や打ち身に似た痛みを感じます。
なお、当院の場合は縫合を翌日に行うことで、痛みを最小限に抑えます。翌日からお仕事に行かれる方も少なくありません。
腫れ
腫れのピークは翌日から術後3日目までですので、この時点では腫れています。
内出血(アザ)
翌日の時点では若干内出血があるくらいです。この後徐々にあらわれます。
脂肪吸引術後【2~3日目】
脂肪吸引の術後2~3日には以下のような症状があらわれます。
痛み
吸引量の少ない部位の場合は、痛みが大分落ち着きます。吸引量が多い部位の場合は、1週間を目処に落ち着いていきます。
腫れ
術後2〜3日目は、腫れのピークです。回復を早めるため、引き続きできるだけ圧迫を続けましょう。
内出血(アザ)
術後2~3日目のこの頃から、内出血の症状がピークに差し掛かります。青紫のような色の濃い内出血になりますが、ピークを乗り越えればだんだん黄色く薄くなっていきます。
脂肪吸引術後【4~7日目】
太ももの脂肪吸引前→1週間後の様子です。外側の張り出しや内側の隙間の変化が見てとれます。
ただ、まだ術後1週間ですのでむくみがあり、内出血も点在しています。
【太ももの脂肪吸引 術後1週間の経過/ 北條誠至オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
痛み
痛みのピークが過ぎる頃です。まだ痛みが続く場合は、痛み止めを服用してください。
むくみ
腫れのピークが過ぎると、むくみが出てくるようになります。身体を冷やさないように工夫をし、体内の血液の循環を良くしましょう。
また、術後1週間の抜糸後はお風呂に浸かることができますので、半身浴をするのもおすすめです。
内出血(アザ)
1週間ほど経つと内出血の色味が濃い部分もあれば、少しずつ色が薄まっているところもあり、落ち着く兆しが見られるようになります。
脂肪吸引術後【8~13日目】
術後1週間を過ぎ、2週間に差し掛かるまでのダウンタイム中の症状は以下の通りです。
むくみ
術後1週間同様、むくみが続きます。無理のない範囲で動いたり、体を温めたりして血行を促進しましょう。
内出血(アザ)
この頃には、内出血が消失します。血流を良くするとで症状の回復を早めることができるので、運動や半身浴を取り入れてみてください。
脂肪吸引術後【16日目(2週間後)】
術後から2週間を超えると、内出血や痛み、腫れ、ほとんどのむくみが落ち着きます。大分細くなったのが分かるのではないでしょうか。
残すはダウンタイム症状は、拘縮のみです。
【太もも全周お尻の脂肪吸引16日後/ボァイエ真希子オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
むくみ
基本的には落ち着く時期ですが、個人の体質やライフスタイル(デスクワークで動かない・お酒を飲む等)によって、むくみが出る場合があります。
拘縮
拘縮とは、皮膚が凸凹したり、つっぱったりする症状です。基本的には術後3週間頃から症状が出始めるのですが、吸引量が多いと2週間でも出ることがあります。
脂肪吸引術後【1ヶ月】
術後1ヶ月もすれば、確かな痩身効果を実感できます。内ももの隙間や外側の張り出しが解消されたのがお分かりいただけるでしょう。
ただ、これで完成ではなく、まだ拘縮が残っています。
【太もも全周、お尻の脂肪吸引モニター様1カ月後/ボァイエ真希子オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
拘縮
手術した部分につっぱり感や凸凹が生じますが、この症状は皮膚が引き締まっている証拠です。
また、太ももやお腹のように吸引する脂肪の量が多い部位は、拘縮が強めに出る可能性があります。
痛みなどはないので、日常的な動作は無理なくできるようになります。
脂肪吸引術後【2ヶ月】
術後1ヶ月でもかなり細くなったのが分かりますが、2ヶ月経つとさらに引き締まります。
【太もも 脂肪吸引 2カ月経過/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
拘縮
上の写真からは、内もも部分の凸凹が見てとれます。十分細くなった感じはありますが、拘縮は落ち着くまでに3〜6ヶ月の期間を要するので、ここからさらに引き締まります。
脂肪吸引術後【3ヶ月】
しっかりと細くなっているのがお分かりいただけるのではないでしょうか。拘縮が落ち着く方もいらっしゃいますが、基本は6ヶ月かけて細くなっていきます。
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
拘縮
この頃には拘縮の程度が大分落ち着き、ほぼ完成に近い状態になります。完成まであと一歩といったところです。
脂肪吸引術後の注意点
この章では、術後の経過に応じた注意点をまとめています。
手術当日(術後)
手術後は安静にし、痛みが酷ければ我慢せずに処方された痛み止めを服用しましょう。
また、体調が良くない・食欲がない場合は無理に食事をしなくても大丈夫です。水分代謝が落ちているので、水分は積極的に摂取してください。
術後2~3日目
手術翌日からは無理のない程度に、動くように心がけてください。早い段階からしっかりと動くことは症状の軽減に繋がります。
また、食事は通常通りで問題ありませんが、消化の良いものを中心に摂りましょう。
飲酒は術後2~3日、できれば1週間は控えた方がむくみの症状緩和に繋がります。
術後1~2週間
術後1~2週間経つと痛みはほとんどありません。違和感なく普段通りの生活に復帰できるでしょう。
ただし、この時期はむくみのピークです。圧迫固定は1週間でも構いませんが、むくみが気になる場合は圧迫を続けると良いです。
術後1ヶ月
術後1ヶ月には拘縮の症状が出始めます。触ると硬い感じがあったり、皮膚表面が凸凹したりして不安に思うかもしれませんが、正常な経過なので心配はいりません。
拘縮は特にケアをしなくても時間とともに自然に治りますが、マッサージやインディバで回復を早めることができます。
マッサージの際は、硬い部分を指圧する、グリグリとほぐすことを意識してみてください。
またヨガのようなストレッチを取り入れることで血流や水分の流れが良くなります。むくみ予防にもなるので、毎日こつこつと5分程度続けましょう。
術後3~6ヶ月
拘縮が落ち着き、完成となる時期です。
もし術後6ヶ月が経過しても気になる症状がある場合は、担当医に相談してみてください。凸凹が残っている場合は拘縮ではなく、失敗の可能性もあります。
脂肪吸引に関するよくある質問
脂肪吸引とダイエットは何が違うんですか?
ダイエットは全身の脂肪が燃焼するため、部分痩せができません。全身のボリュームが落ちるため、ボリュームを維持しておきたいバストやヒップまで痩せてしまうリスクがあります。
その点、脂肪吸引は細くしたい部分だけにアプローチできるのが特徴です。顔痩せや脚痩せといった「部分痩せ」をお考えの方にとってはうってつけの施術と言えるでしょう。
脂肪吸引と脂肪溶解注射はどちらが効果的ですか?
痩身効果があるのは、脂肪吸引です。
脂肪溶解注射とは、脂肪を溶かす薬剤を注射して脂肪を溶かし、老廃物として体外に排出する施術です。脂肪吸引に比べて手軽なイメージがありますが、一度の施術では効果が見られない上、ダウンタイムもあります。
また、一度の施術費用は安価ですが、施術を複数回行わなければならないので、結果的には脂肪吸引よりも高価になってしまうケースも多いです。
術後は動けないくらい痛みますか?
術後の痛みが強い時代もありましたが、近年は手術方法や手術に用いる機械が進歩し、痛みを最小限に抑えることができるようになりました。痛みのレベルは動けないほどではなく、強い筋肉痛程度です。
手術〜1週間頃までは動作に多少時間がかかりますが、お仕事を1週間休む必要はありません。当院の場合、デスクワークであれば、手術翌日からの仕事復帰も十分に可能です。
ダウンタイムはどれくらい続きますか?
ダウンタイムはクリニックによって異なりますが、当院では「腫れ・むくみ・痛みが1週間ほど、内出血が2週間ほど」とご案内しています。加えて、術後3週間頃から拘縮(こうしゅく)が出始め、3〜6ヶ月かけて落ち着きます。
脂肪吸引にダウンタイムは付き物ですが、手術方法や術後ケア次第で症状を抑えることが可能であり、当院では様々な取り組みを行なっています。
当院がダウンタイムを軽減できる理由はこちら【WALK TODAY,WORK TOMORROW「手術したその日に歩ける、明日から働ける」】
顔の脂肪吸引をすると将来皮膚がたるむって本当ですか?
よくいただく質問のひとつですが、脂肪吸引をしたからと言って皮膚がたるむことはありません。
現在のお顔の状態にもよりますが、顔(頬・顎下)の脂肪吸引が適応する方は、脂肪が皮膚に負担をかけている可能性がありますので、脂肪吸引によって脂肪のボリュームが減れば、むしろたるみの予防になると考えています。
脂肪吸引が完全に完成するのはいつ?
脂肪吸引をされる部位にもよりますが、基本的には拘縮が落ち着く術後約6ヶ月とお考えください。
6ヶ月と聞くと長く感じますが、内出血や腫れや2週間前後で落ち着きますので、日常生活に大きな支障はさほどありません
脂肪吸引術後の経過まとめ
脂肪吸引後いつから細くなるのか? をテーマに、術後のリアルな経過をご紹介しました。術後6ヶ月の完成までの流れは何となくイメージできたでしょうか。
脂肪吸引の経過は吸引部位や吸引する脂肪の量、施術を受ける方の体質、医師の技術によっても変動します。ここで挙げたアドバイスをもとに、様々なケアを取り入れてダウンタイムをより楽に過ごしてくださいね。