<この記事でわかること>
1. 痛くない脂肪吸引はある?
2. 切らない脂肪吸引の種類と特徴
3. 切らない脂肪吸引を受ける前に知っておくべき注意点
4. 確実な効果を得るなら、切る脂肪吸引
5. 切る脂肪吸引の痛みはどれくらい?
6. 脂肪吸引で痛みを少なくする方法【モッズクリニック独自の工夫】
7. 本当に痛みが少ないのか?太もも脂肪吸引翌日の様子をご紹介
8. 痛くない脂肪吸引まとめ
痛くない脂肪吸引はある?
脂肪吸引は皮膚を切開して脂肪を除去していきますから、痛みがゼロになることはまずありません。
また、痛みの感じ方には個人差があります。全く同じ施術を2人に行なったとしても、2人の痛みの感じ方が全く同じとは限りません。手術をする以上、無痛というのはなかなかないものです(痛みの度合いを軽くすることはできます)。
切らない脂肪吸引の種類と特徴
切らない脂肪吸引とは、皮膚を切開をせずに脂肪細胞を減らす施術を指します。具体的には、「脂肪溶解注射」「脂肪冷却」「キャビテーション」などがあげられます。
切らない脂肪吸引と呼ばれてはいますが、脂肪を物理的に吸引するわけではないので、一般的な脂肪吸引とは全くの別物で、脂肪吸引ではありません。
以下でそれぞれの特徴を見ていきましょう。
脂肪溶解注射
脂肪を溶かす作用のある薬剤を皮下脂肪に直接注射することで、薬剤が浸透した部分の脂肪を破壊し、排出して痩身効果を得るものです。溶解された脂肪は血管を通り、汗や尿と一緒に排出されます。
術後は患部の腫れや痛み、内出血といったダウンタイム症状があらわれますが、1週間ほどで消失します。
脂肪冷却
脂肪を凍らせて壊死させ、壊死した脂肪が老廃物とともに体外に排出されることによって痩身効果が期待できる施術です。
脂肪溶解注射同様に皮膚の切開を必要としないため、ダウンタイムの程度は軽めです。施術直後は赤みや内出血、腫れといった症状があります。
キャビテーション
キャビテーションは、超音波を当てることで脂肪細胞の中の液体に気泡を生じさせて破壊する方法です。破壊された脂肪細胞は汗や尿とともに体外に排出される仕組みとなっています。
この方法は腫れや痛み、内出血といったダウンタイムが少なく、短時間で施術が受けられるのがメリットです。
切らない脂肪吸引を受ける前に知っておくべき注意点
切開をせず、手軽な施術のみで痩身効果が得られる「切らない脂肪吸引」。ダウンタイムが軽く、その手軽さから魅力的に感じる方は多いと思いますが、その一方で注意しておくべきこともあります。
即効性はない
切らない脂肪吸引は、脂肪を溶かしたり壊死させたりして体外に排出する施術ですが、施術直後に体外に排出されるわけではありません。つまり、即効性がないということです。
例えば上でご紹介した「脂肪冷却」は、脂肪の減少を実感するまで1ヶ月程度と言われています。
その他、患者様それぞれの体質や施術後の運動、食事、生活習慣などによっても代謝・排出のスピードが異なります。
痛みがゼロなわけではない
切らない脂肪吸引と言っても、痛みがゼロなわけではありません。施術や体質によっても左右されますが、術後3日ほどは痛みが続くものもあります。
たとえ皮膚を切開しなくても、注射をしている以上は痛みが伴うということを理解しておきましょう。
細かいデザインが難しい
施術に用いる薬剤や冷却・超音波がどれほど脂肪細胞に作用するかは、効果が出なければハッキリと分かりません。したがって、脂肪吸引で行うような「ここを重点的に細く」「ここをあえて残す」といった細やかなデザインは極めて困難です。
複数回の施術が必要になる
切らない脂肪吸引は、複数回受けることで痩身効果を得るのが一般です。1回の施術時間は短いとお話ししましたが、その分定期的に施術を受ける必要があります。
費用が高額になる
術前の段階では明確な施術回数が分からないので、最終的な費用もハッキリしません。
1回の施術費用は通常の脂肪吸引よりも明らかに安価ですが、施術を繰り返した結果、通常の脂肪吸引よりも高額になってしまうケースも決して珍しくありません。
確実な効果を得るなら、切る脂肪吸引
通常の脂肪吸引では皮膚を数ミリ切開し、物理的に脂肪細胞を取り除くので、取り除いた脂肪の分は確実に細くなります。術後は腫れやむくみの症状が出ますが、それでも術後すぐに効果を実感する方がいるほど、即効性がある施術です。
また、脂肪吸引は一度の施術で結果を出すのが一般的です。切らない脂肪吸引のように何度も同じ箇所の施術を行うことはありません。
切る脂肪吸引の痛みはどれくらい?
痛みが心配で「切らない脂肪吸引」を検討されている方も多いはず。しかし、費用対効果から見てもおすすめできません。
ちなみに、切る脂肪吸引でも十分に痛みを抑えることができます。痛い、激痛とイメージされる脂肪吸引ですが、吸引機器や術後の工夫によって痛みを極限まで抑えることができる時代になりました。
術中は麻酔が効いているため、痛みを感じない
当院の場合、手術時は静脈麻酔を使って眠った状態にしてから施術を行います。目が覚める頃には施術が終わっているので、術中に痛みを感じることはありません。
術後の痛みは筋肉痛程度
症状のピークは、麻酔が切れる手術当日の夜から術後2、3日です。度合いとしてよくたとえられるのは、強めの筋肉痛。耐えられないほどの激痛ではないので「意外と仕事に行けた」と仰る患者様も少なくありません。
痛みに弱い方は、クリニックから処方される鎮痛剤でコントロールすることをおすすめします。
手術で用いる機器によっても痛みを抑えられる
手術によって脂肪の周辺組織がダメージを受け、生じる痛み。体へのダメージ・負担を減らすと、痛みの度合いを軽くできます。
そこで当院では、体への負担を少ないままに多くの脂肪を除去できる「ベイザー脂肪吸引」を採用しています。体の負担を抑えるのは、ベイザー波と呼ばれる特殊な超音波によって脂肪を融解・遊離させ、柔らかくした後に吸引するため。これによって、脂肪の周辺組織へのダメージを減らすことができます。
また、従来の脂肪吸引とは異なり、刃のないカニューレで優しく吸引するのも、組織を傷付けずに脂肪が除去できる理由のひとつです。
脂肪吸引で痛みを少なくする方法【モッズクリニック独自の工夫】
モッズクリニックでは、痛みを最小限に抑えるための工夫を独自で行なっています。
主な取り組みは以下の3つ。それぞれ詳しく解説します。
特注カニューレの使用
カニューレは、手術時に用いる吸引管です。手術では先端に穴が空いたカニューレを皮下に挿入し、前後左右に動かしながら脂肪を吸引していきます。この時カニューレを何度も往復させたり、強引に動かしたりすると、組織に負担がかかり、術後の痛みが強く出てしまいます。
そこでモッズクリニックでは、通常直径4.6mmのカニューレを使用するところ、直径3.0mmの極細のものを使用します。カニューレを小さくすることによって組織へのダメージ・負担を物理的に軽減し、痛みを最小限に抑えます。
二度にわたる麻酔液の絞り出し
脂肪吸引の際、患部にチュメセントと呼ばれる麻酔液を注入します。この麻酔液は術後水分として体内に残り、腫れや痛みの原因になります。
そこでモッズクリニックでは、術直後と帰宅前の2回、看護師によって麻酔液の絞り出しを行います。体内に残った麻酔液や血液を極限まで絞り出すことで、腫れや痛みを最小限に抑えられるためです。
翌日縫合
翌日縫合とは、手術当日は傷を縫わず、翌日に縫合すること。寝ている間に麻酔液が出ていくので、翌日の時点で腫れ・むくみが少なく、スッキリしたと実感していただけます。
麻酔液の絞り出しに翌日縫合を併用すると、むくみや痛み、腫れなどのさらなる軽減効果が期待できます。
本当に痛みが少ないのか?太もも脂肪吸引翌日の様子をご紹介
当院では、上でご紹介した「ベイザー脂肪吸引」の採用、翌日縫合や麻酔液の絞り出しといった取り組みによって術後の痛みを軽減しています。「ダウンタイムが大変」と言われる太ももの脂肪吸引をした方でも、翌日または翌々日からお仕事に復帰されています。
当院で脂肪吸引を受けた患者様の手術当日と翌日の様子をご覧になってみてください。術後どのくらい歩けるのか、痛みはどのくらいか気になる方必見です。
痛くない脂肪吸引まとめ
今回ご紹介した「切らない脂肪吸引」は皮膚を切開せず、少ない痛みで痩身効果が得られる施術です。メスを使わないことから手軽なイメージを持たれる方も多いはず。
しかし、実際のところは効果が不明確で、痛みもゼロではないのが現実です(そもそも脂肪吸引ではありません)。さらには施術回数を重ねるごとに費用が高額になってしまうため、費用対効果が良いとは言えません。
施術でしっかり痩身効果を出すには、皮膚の切開を伴う通常の脂肪吸引に勝るものはありません。
術後の痛みを心配される方も多いのですが、痛みの度合いは筋肉痛程度で、術後2~3日をピークに術後1週間には落ち着きますし、クリニックから処方される鎮痛剤を服用すれば痛みを抑えられます。
痛みを心配して効果が読めない「切らない脂肪吸引」を受けるよりも、一度で確実に効果が得られる且つ、少ない痛みで済む脂肪吸引の方がおすすめです。
モッズクリニックでは、「痛い」「長期の休みが必要」といった脂肪吸引のイメージ・常識を、短く抑えたダウンタイムや小さな傷跡といった独自の取り組みで変えていきます。