部分痩せを目的としたダイエットの失敗経験者が選ぶ方法とは?
2020.09.18 10:55
体の気になるところだけを細くする、部分痩せ。普通のダイエットでは効果を得るのが難しく、失敗を経験された方も多いと思います。
例えば、ダイエットを頑張って体重が落ちても「お腹の脂肪だけどうしても落ちない」、「二の腕だけが太い」といったお悩み。また、一部分の脂肪が気になってダイエットをしても、残しておきたい胸やお尻までボリュームダウンしてしまったというお悩みもあるでしょう。
そこで今回は、ダイエットによる部分痩せが難しい理由と、失敗を経験された方に選ばれている施術「脂肪吸引」のメリットとデメリットをご紹介します。
- 【モッズクリニックとは】
- 東京・銀座にある脂肪吸引・注入クリニック。
脂肪吸引と豊胸の症例は全て合わせると10,000件以上。HPで公開中の症例は1,600件以上。
脂肪吸引・注入に関する古い情報や間違った情報を正すべく、YouTubeなどでも積極的に情報を発信中。
<この記事でわかること>
1. ダイエットで部分痩せは可能?
2. 効率よく部分痩せするなら脂肪吸引もひとつの手段【症例あり】
3. 部分痩せができる脂肪吸引の魅力とは?
4. 脂肪吸引を受けるなら知っておきたい注意点
5. 部分痩せに「脂肪溶解注射」はアリ?
6. まとめ
ダイエットで部分痩せは可能?
食事制限や運動を始めとするダイエットで、部分痩せの効果を得ることは不可能ではありません。しかし、かなり難しいのが現実で、一般的にイメージされるダイエットの方法では“ほぼ不可能”と言えます。その理由は「痩せる・太るとはどういうことか」にあります。
脂肪はひとつの大きな塊ではなく、小さな脂肪細胞が集まってできています。このひとつひとつの脂肪細胞が肥大すれば太り、小さくなれば痩せるというのが「痩せる・太る」のメカニズムです。
そして、脂肪細胞の数は体の部位ごとに数が違い、個人差もあります。人によって太りやすい箇所が違うのは、これが理由です。
以下では代表的なダイエット方法「食事制限」「有酸素運動」「筋トレ」の3つの方法では部分痩せが難しい理由を、それぞれのダイエットの仕組みから考えてみました。
食事制限のメカニズム
ご飯で摂取したカロリーが体内で消費しきらなければ、脂肪として脂肪細胞に蓄えられ、太ります。
食事制限によるダイエットでよく行われているのが、1回の食事をヘルシーな何かに置き換えたり、エネルギーとして使われる糖質を減らしたりして摂取カロリーを抑える方法です。たしかに、こうした方法で消費カロリーが摂取カロリーを下回れば痩せることが考えられます。
しかし、全身の脂肪細胞はまんべんなく小さくなるので、この方法では部分痩せをすることが難しい上に、リバウンドしやすい体になってしまいます。
有酸素運動のメカニズム
ジョギングや水泳、サイクリングといった有酸素運動は、脂肪燃焼に効果的と言われています。酸素を取り込みながら時間をかけて運動を継続するので、ゆっくりと分解・代謝される脂肪がエネルギー源になるのだそうです。
この方法は全身を動かしますので、脂肪細胞ももちろん、全身の脂肪細胞からまんべんなくエネルギーを代謝していきます。よって、部分痩せは難しいと言えます。
筋トレのメカニズム
ジョギングや水泳などを有酸素運動と呼びますが、筋トレは無酸素運動と呼ばれます。ダイエットで筋トレを取り入れる方は多いでしょう。
なぜ筋トレがダイエットに良いと考えられているかというと、筋肉を強化することで基礎代謝が上がるからです。基礎代謝が上がるとリバウンドしにくく、太りにくい体になれます。
ただ、やはり、筋トレでも脂肪細胞は全身からまんべんなく代謝されます。筋肉がついて引き締まって見える効果はあるので良い方法だとは思いますが、脂肪が筋肉に変わることはありません。
「痩せるため」ではなく、「痩せやすくするため」に筋トレをするという考え方に近いでしょう。
効率よく部分痩せするなら脂肪吸引もひとつの手段
脂肪吸引は、手術によって物理的に皮下脂肪を除去する方法です。
物理的に除去するので、確実に効果を実感できる上、残したい部分を残し、細くしたい部分を細くすることができます。つまり、効率的に部分痩せすることが可能です。
もちろん、脂肪吸引にもメリット・デメリットは存在しますが、効率よく部分痩せがしたいのであれば、ひとつの手段として選択肢に入れてみるのもひとつです。
ここでは、決して太っているわけではないものの、「ある部分だけ痩せられなかった」というお悩みで脂肪吸引を希望された方の症例をご紹介します。
顔
顔の脂肪吸引を受けられた25歳の女性です。身長166センチ、体重44キロと、太っているどころかむしろ痩せ型の方ですが、顎下の脂肪が気になるとのことでした。こちらの方のように、体が痩せていても顔だけはなかなか痩せないという方も多いでしょう。
脂肪吸引によって、よりシュッとしたフェイスラインになったのが写真からお分かりいただけると思います。
【お顔の脂肪吸引 術後1カ月の経過/北條誠至オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: ●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●頬(両側)200,000円 ●顎下(二重あご)200,000円 ●頬+顎下320,000円
二の腕
二の腕は部分痩せに悩む方が非常に多い部位です。そんな二の腕も、脂肪吸引で細くすることができます。
下の写真の方は身長159センチの体重49キロの方で、振袖部分の脂肪を気にされていました。身長体重から見ても決して太っているわけではありませんよね。
術後は気になっていた振袖部分が細くなり、喜んでいただけました。こちらは術後1ヶ月の写真なので、ここからさらに引き締まっていきます。
【二の腕・肩の脂肪吸引 術後1カ月の経過/北條誠至オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: ●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円●二の腕(両腕)200,000円
腰(ウエスト・お腹周り)
年齢を重ねると落ちにくいと感じる、腰周りの脂肪。腹筋や有酸素運動だけではなかなか部分痩せが難しい部位ですよね。
こちらは、身長164センチ、体重54キロの27歳女性です。身長体重からは太っているようには感じませんが、術前の写真で下腹部だけが少し出ているのが分かります。そこで、お腹と腰の脂肪吸引を行いました。
術後は、腰回りは女性らしいラインになり、ポッコリお腹もすっきりした印象になりました。
【お腹・腰の脂肪吸引 術後1カ月の経過/北條誠至オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: ●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
下半身(太もも)
下半身太りに悩む女性は多く、特に足痩せは難しいと感じている方も多いはずです。
こちらは37歳の女性で、身長159センチ、体重50キロの方です。元々細い方ですが、太ももを細くしたいとのことで、太ももの脂肪吸引を希望されました。
術後さらにシャープな太ももになり、内ももの隙間が広くなっているのが分かります。右の写真は術後1ヶ月で拘縮が出ていますので、ここからさらに引き締まっていきます。
【太ももの脂肪吸引 術後1カ月の経過/北條誠至オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: ●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
部分痩せができる脂肪吸引の魅力とは?
決して費用が安いわけではない脂肪吸引。それでも多くの方が部分痩せを目的に受けている理由は、以下にあります。
脂肪吸引した部分は太りにくい
「ダイエットのメカニズム」でもご説明したように、ダイエットではひとつひとつの脂肪細胞を小さくすることで痩せますが、元の生活に戻ればまた脂肪細胞が肥大してリバウンドします。
一方、脂肪吸引は、物理的に皮下脂肪を除去することで脂肪細胞の数自体を減らします。そのため、脂肪吸引した部分は脂肪細胞の数が少なく、リバウンドしにくくなります。
短期間で確かな効果を実感できる
物理的に皮下脂肪を除去する脂肪吸引は、短時間で確かな効果を実感できます。
手術を受けて間もなくは、手術のダメージによる腫れやむくみといったダウンタイムがあるので効果が分かりにくいものの、当院の多くの患者様は術直後〜術後1ヶ月で細くなったことを実感されています。
全身のバランスを見ながら微調整が可能
脂肪吸引の魅力は「胸は残してお腹は細く」といった部位ごとの単純な調整ができることだけではありません。
例えば頬なら、あえて少し脂肪を残すことで老けた印象になるのを防いだり、お腹や腰なら、くびれをつくってメリハリのあるボディラインにしたりなど、全身のバランスを見ながらラインを整えることができます。
機器や技術によってダウンタイムを短くできる
脂肪吸引と言うと、ダウンタイムが長くて辛いイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、近年の脂肪吸引機器は性能が高く、体の負担を抑えながらより多くの脂肪を除去できるようになりました。加えて、ドクターの技術力や術後のひと手間によってもダウンタイムの軽減が可能です。
脂肪吸引を受けるなら知っておきたい注意点
続いて、脂肪吸引を受ける際の注意点も理解しておきましょう。
体重に大きな変動はない
驚かれる方も多いのですが、脂肪吸引でたくさんの脂肪を除去しても、体重には大きな変動はありません。むしろ、術後すぐは体が水分を溜め込みやすいので、一時的に体重増加がみられる患者様もいらっしゃいます。 もちろんむくみの軽減とともに体重も戻りますので、ご安心ください。
脂肪吸引であまり体重の変化が見られない理由は、脂肪自体はそれほど重くないからです(水よりも軽い物質です)。体重を減らすのではなく、見た目を細くする手術とお考えください。
費用は決して安くない
脂肪吸引の費用は決して安くはなく、部位によっては100万円を超える場合もあります。
ただし、モニター制度のように、通常よりも費用を抑える方法もありますので、脂肪吸引を受ける時には検討してみてはいかがでしょうか。
費用の相場やモニター制度については、以下のページで詳しく解説しています。
<ベイザー脂肪吸引を安い値段で受ける方法>
医師の技術次第で失敗のリスクがある
脂肪吸引は、ドクターの技術に仕上がりが左右される施術です。そのため、ドクター選びや機器選びを誤ると、凸凹になったり、脂肪が取り残されたりといった失敗のリスクが伴います。
脂肪吸引に失敗しないためには、経験豊富なドクターを選ぶこと。たくさん情報収集をして、 ご自身の体を安心して任せられるドクター・クリニックを選びましょう。
ダウンタイムがある
手術を受けると体にダメージが加わりますので、回復する過程で痛みや腫れ、むくみといったさまざまな症状が現れます。この、回復までの期間を「ダウンタイム」と呼びます。
担当ドクターや機器の性能次第でダウンタイムを抑えることはできますが、ゼロになることはありません。
仕事や家事に支障をきたさぬよう、スケジュールはあらかじめ考えておくのが無難です。ちなみに当院の患者様は、手術翌日〜3日で仕事に復帰されています。
部分痩せに「脂肪溶解注射」はアリ?
美容外科で行われている部分痩せの施術のひとつに、「脂肪溶解注射」があります。
脂肪溶解注射とは、脂肪を溶かす薬剤を直接皮下に注射する方法です。溶解した脂肪はリンパ液や血液の流れに乗って体外に排出され、注射した部位を細くすることができると言われています。
注射による施術なので皮膚の切開が不要なのが特徴です。その手軽さゆえに多くの方が施術を受けていますが、当院としてはおすすめしていません。
1回で効果を得るのが難しい
脂肪溶解注射をおすすめしていない理由は、1回の施術でしっかりとした効果を得るのが難しいからです。
1回の施術でどのくらい細くなるかは、どのくらいの薬剤を注射するかにもよりますし、もちろん個人差もあります。
また、溶解した脂肪が排出されるまでにはある程度の期間が必要です。すぐに効果が得られるわけではなく、最終的な効果も不明確です。そのため、最終的に何回施術が必要かは、何度か受けてみないと分からないでしょう。
最終的に費用が高くなる可能性がある
脂肪溶解注射は、1回の施術費用は脂肪吸引よりも安いですが、何回施術を受けるか分からないので、最終的には余計に費用がかかる可能性が高いです。
また、何回も施術を受ける場合は、その都度ダウンタイムを過ごさなければいけないというデメリットもあります。
脂肪溶解注射が気になる、もっと知りたいという方は「部分痩せに適した注射「脂肪溶解注射」とは?」のページで詳しくご紹介していますのでご覧ください。
部分痩せに失敗した人に選ばれているのが、脂肪吸引
部分痩せに有効な脂肪吸引について解説してきました。
「脂肪吸引=太っている人が受ける」というイメージが強いかもしれませんが、ご紹介した症例の方のように、部分痩せのために脂肪吸引を受ける方は少なくありません。その中には、ダイエットによる部分痩せに失敗された方も多数いらっしゃいます。
脂肪吸引でよく心配されるダウンタイムも、当院の患者様からは「思っていたほど辛くなかった」とのお声をいただいています。
そう言っていただけるのは、当院で行なっているダウンタイム軽減のための取り組みが大きく影響しています。術後のケアのひと手間でダウンタイムを短くすることができますので、ぜひ「ダウンタイム軽減に関するページ」もご覧ください!
この記事の監修医師
モッズクリニック 院長長野 寛史
患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医
上記の方法で部分痩せが難しいのは、全身の脂肪が代謝する(一部分の脂肪細胞だけを代謝させることができない)からです。