脂肪吸引前に準備しておくと便利なものまとめ
2020.08.26 11:35
脂肪吸引後のダウンタイム中には、さまざまな症状が現れます。腫れや痛みなどの症状が強く出ているときは、普段何気なくできていることにも時間がかかったり、うまくできなかったりする場面も少なくありません。
そこで今回は、術後の生活を少しでも楽に過ごすための「手術前に準備しておくと便利なもの」をまとめてみました。
また、手術前日の過ごし方や手術当日の流れについても解説します。脂肪吸引前後の生活のシミュレーションにお役立てくださいね。
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<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引の手術前までに準備しておくと便利なもの
2. 脂肪吸引前日の過ごし方
3. 来院から脂肪吸引手術、帰宅までの流れ
4. 脂肪吸引前には食料・飲料・衣類の準備を!前日の生活は普段通りでOK
脂肪吸引の手術前までに準備しておくと便利なもの
まずは、脂肪吸引の手術前までに準備しておきたいものを確認していきましょう。
食料・飲み物
吸引箇所にもよりますが、太ももやお腹の脂肪吸引の場合、当院で手術を受けられた患者様は、術後2~3日に仕事復帰されています。この期間中は術後の痛みや腫れの症状が残っており、ご自宅でゆっくり過ごされる方も少なくありません(顔や二の腕の場合は翌日から復帰される方が多いです)。
そんな時に家に食料や飲み物がないと買い物へ出かけなくてはいけませんし、移動や重い荷物を持つのが辛く感じることがあります。ですので、食料や飲み物はあらかじめ準備しておくと楽です。
ちなみに、飲み物はスポーツ飲料のような吸収の良いものが特におすすめです。手術後は脱水になりやすいので、積極的な水分補給を心がけましょう。
ゆったりした洋服
脂肪吸引の手術後は、痛みやむくみの症状や圧迫固定によって、普段通りに動くのが難しくなります。何日か経過すればある程度スムーズに着替えられるようになりますが、特に術後3日までは着替えが辛いと感じることがあります。
そこで、少なくとも手術当日~術後3日分くらいは、着替えがしやすいゆったりとした洋服を準備しておくのが良いでしょう。
また、ダウンタイムの回復を早めるために術後1週間は圧迫固定を続けていただくことを推奨していますが、洋服がタイトすぎると窮屈で動きづらくなってしまいます。
特にお腹の場合、洋服の締め付けで患部に線が入ってしまうのもあまり良くないので、術後しばらくはゆったりめの洋服を選ぶようにしてください。
着圧着
着圧着は、術後に装着することで、症状の早期回復効果が見込めます。当院では着圧着の貸し出しを行なっていますが、貸し出しの有無やその期間に関しては、クリニックによって異なります。
もし貸し出しがない場合や、貸し出し期間以降も着用される場合は、あらかじめ準備しておきましょう。
メイク落とし
脂肪吸引後は、腕を上げる時に痛みが出たり、洗面台にかがんだりするのが辛く感じることもあるかと思います。そんな時のために、メイク落としシートを準備していれば、座ったままメイクが楽に落とせるので便利です。
脂肪吸引前日の過ごし方
続いて、脂肪吸引の手術前日の生活で気になる、仕事・食事・睡眠について確認していきましょう。
仕事:普段通りでOK
仕事については特に制限はないので、普段通りでOKです。
ただし、万全の体調で手術に臨めるように、体調を崩さないようにお気を付けください。脂肪吸引後は脱水や貧血が起こりやすくなるので、前日の仕事でも特に脱水や貧血には十分注意しましょう。
食事:手術の6時間前までに済ませる
手術では麻酔を使うので、胃の中が空っぽになっていないと誤嚥を起こしてしまう可能性があります。安全な手術を行うためにも、当院では手術の6時間前までには食事を済ませておくようにお願いしています。
睡眠:普段通りでOK
万全な体調で手術を受けるためにも、睡眠はなるべく取るようにしてください。
とは言え、前日は緊張のため眠りが浅くなってしまう方も多いです。睡眠時間は直接手術に関係するわけではありませんので、多少睡眠時間が短くても心配する必要はありません。できる限り、普段通りの睡眠を心がけましょう。
来院から脂肪吸引手術、帰宅までの流れ
ここでは、手術当日、来院してから帰宅するまでの流れを簡単に解説します。
①:マーキング(デザインの最終確認)
カウンセリングでお伺いした患者様のご要望と、実際の皮下脂肪の付き方を見ながらマーキングをしていきます。
また、麻酔やダウンタイムなどのご説明をしたり、脂肪吸引について不安な点があればお答えしたりする時間にしています。
②:手術室に移動し、麻酔
マーキングを終えたら手術室に移動し、麻酔をかけていきます。
麻酔は、クリニックや手術を行うドクターの方針によっていくつかのパターンがありますが、その種類や量が重要です。量が多いと気分が悪くなり、患者様の体への負担が大きくなるってしまうので、適量を見極めなければいけません。
当院では静脈麻酔と、吸引箇所へ注入する麻酔液を併用し、さらに手術時間をできるだけ短くすることで麻酔量を減らせるよう努めています。
③:手術
麻酔をかけた後、手術前に行ったマーキングに沿って、皮下脂肪を除去します。
当院で使用している脂肪吸引機器は、「ベイザーリポ」です。これは、体のダメージを抑えながら多くの皮下脂肪を除去することができます。ベイザー波によって皮下脂肪を柔らかくして遊離させ、刃のない吸引管でやさしく吸引できるのが特徴です。
④:目覚めたら状態を確認
麻酔から目覚めたら、気分はどうか、痛みはないかなどの状態を確認します。
まだ完全に麻酔が覚めていないので、ぼーっとした感じが残ることがありますが、心配ありません。麻酔が完全に覚めるまで、しばらくお部屋でゆっくりとお過ごしいただきます。
⑤:薬などを処方して帰宅
処方薬や術後経過のアフターカウンセリングが終わり、十分な休憩をして安全に歩けるようになれば、お帰りいただきます。
なお、手術当日は麻酔の影響でぼーっとした感じが残るので、車の運転はお控えいただいています。お帰りの際は、電車やタクシーをご利用ください。
脂肪吸引前には食料・飲料・衣類の準備を!前日の生活は普段通りでOK
脂肪吸引前に準備しておきたい物と、手術前日の過ごし方、手術当日の施術の流れをご紹介しました。
術後1週間のうちは、ダウンタイム症状が次々に出てくるため、スムーズな動作が難しい場面も多いです。術後しばらくは無理をしないように、食料や飲み物、ゆったりした洋服などをあらかじめ準備しておくことをおすすめします。
以下のページでは、脂肪吸引の手術の流れをご紹介しています。もっと詳しく手術の流れを知りたい方は、ぜひご覧ください。
<脂肪吸引の施術の流れ>
この記事の監修医師
モッズクリニック 院長長野 寛史
患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医