<この記事でわかること>
1. 太ももの脂肪吸引の最適な吸引量はどれくらい?
2. BMIごとの脂肪吸引の傾向
3. 太ももの脂肪吸引後のダウンタイム
4. 脂肪吸引した太ももが完成するまでの経過
5. 太ももの脂肪吸引時の痛みについて
6. 太ももの脂肪吸引後の圧迫期間とその方法
7. 太もも脂肪吸引で美脚にするために必要なこと
太ももの脂肪吸引の最適な吸引量はどれくらい?
患者様それぞれで筋肉や脂肪の量が異なる分、適切な吸引量も様々です。つまり、最適な吸引量はありません。
冒頭では「とりあえずたくさんの量をとってほしい」と患者様にご要望をいただくことも多いとお話ししましたが、必要以上に脂肪を取ってしまうと全体のバランスが悪くなり、不自然なボディラインになる恐れがあります。
つまり、単に吸引量を増やすよりも「残すところは残して吸引するところはしっかり吸引する」という風にメリハリをつけて吸引した方が、美しいボディラインに仕上がるのです。脂肪吸引は吸引量重視ではなく、デザイン重視でお考えください。
BMIごとの脂肪吸引の傾向
ここでは、BMIごとの脂肪吸引の傾向を見ていきましょう。
肥満体型(BMI25以上)の人
BMI値の高い方の脂肪吸引は、細くなる・ボディラインを整えるというより、ボリュームダウンを目的とします。そのため、どこか一部位のみではなく、複数部位を同時に脂肪吸引するケースがほとんどです。
また、脂肪吸引によって体に対する意識が変わり、術後ダイエットを始める方も多いのが、BMI25以上の方の傾向。脂肪吸引と運動、食事管理によってかなり見た目が変わる方もいらっしゃいます。
標準体型(BMI18.5~24.9)の人
標準体型の方は脂肪吸引に最も適した体型と言えます。皮膚が余ることなくしっかりと引き締まるため、ボディラインを美しくすることが可能です。
痩せ体型(BMI18.5未満)の人
脂肪吸引は太っている人が受けると思われがちですが、そのようなことはありません。むしろ体重が軽くても施術を希望される方がいらっしゃいます。
数字で見ると痩せていらっしゃる方でも、顔や腰、太ももなど、部分的に脂肪が付いているケースも珍しいことではなく、こうした方々に選ばれています。
太ももの脂肪吸引後のダウンタイム
脂肪吸引後には、「痛み」「腫れ」「むくみ」「内出血」「拘縮」などの症状があらわれます。
痛み:術後1週間程度
麻酔が切れる手術当日の夜から術後1週間ほどは、筋肉痛に似た痛みがあります。
痛みのピークは術後2~3日までで、動けないほどではありません。当院の患者様ですと、デスクワークの方は手術翌日から仕事に復帰されています。
腫れ:術後3日程度
手術でダメージを受けることにより、患部が腫れます。ピークは手術当日から術後3日ほどですが、当院の場合翌日には腫れはほとんどありません。術後1週間には治まります。
むくみ:2週間〜1ヶ月
手術で使用する麻酔液や、術中・術後に出た血液、リンパ液が体内に溜まることによりむくみの症状が生じます。
また、術後は水分代謝が落ちるため、通常よりもむくみやすい状態になっています。加えて、太ももの脂肪吸引では重力の影響もあり、他の部位よりもむくみが強く出やすい傾向にあります。
症状は手術翌日から徐々に出始め、術後1週間頃がピークです。術後2~1ヶ月かけて落ち着いていきます。
内出血:2週間程度
術中・術後に出た血液が皮膚表面へ移動することにより内出血の症状が出ます。手術翌日から徐々にあらわれ、術後2~3日が症状のピークです。その後時間の経過とともに薄くなり、術後2週間程度で消失します。
拘縮(こうしゅく):術後3週間〜6ヶ月まで
拘縮とは、手術で脂肪を取り除き、空洞になった部分がくっついて修復する過程で起こる症状です。術後3週間ほどから、皮膚の表面が凸凹したり硬くなったりする症状があらわれ始めます。落ち着く目安は術後3~6ヶ月程度で、拘縮が治まれば脂肪吸引は完成です。
太ももは吸引量が多く、拘縮も顕著に出やすい部位ですが、時間の経過とともに必ず良くなりますので、ご安心ください。マッサージやストレッチ、インディバなどで早期回復が期待できます。
脂肪吸引した太ももが完成するまでの経過
太ももの脂肪吸引後、どのような経過を辿るのか、実際の症例写真を見ながら確認してみましょう。
手術翌日
手術翌日~術後3日ほどは、痛み・腫れのピークですが、既に若干細くなっているのが分かります。また、太ももは重力の影響により内出血やむくみが出やすい傾向にあります。
こちらの症例の方は、比較的腫れやむくみ、内出血の程度が低めです。通常はもう少し症状が出ますが、程度のレベルは体質なども関係してきます。
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
術後1週間
腫れが治まり、痛みや内出血のピークが過ぎる頃です。内出血は、濃い部分もあれば薄い部分もあるといった状態になります。
この頃が一番むくみが出ている時期で太いと感じるかもしれませんが、この後徐々に細くなっていきます。抜糸が済めば入浴可能ですので、半身浴で体を温めてむくみのケアを行ないましょう。
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
術後1ヶ月
拘縮の症状があるものの、日常的な動作に支障はありません。この頃にはむくみも治まってくるので、多くの方が脂肪吸引の効果を実感できる頃と言えます。
そこからさらに引き締まっていきますので、経過を楽しみにお待ちください。
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
術後3ヶ月
部位によっては拘縮が落ち着き、完成の兆しが見えてくる頃です。下の症例写真からは、内ももに隙間ができて、かなり細くなっているのが分かります。
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
術後6ヶ月
術後6ヶ月には拘縮も完全に落ち着き、完成となります。
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも 内側(両脚)200,000円 ●太もも 外側(両脚)200,000円 ●太もも 前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
太ももの脂肪吸引時の痛みについて
脂肪吸引を受けるにあたり、術後の痛みを心配される方も多いでしょう。ここでは、麻酔時・手術時・術後の痛みについて解説します。
麻酔時の痛み
手術では静脈麻酔を使用します。同時に痛み止めも使用しているため、強い痛みは感じず、チクッとするくらいです。
脂肪吸引中の痛み
手術では、皮膚を切開して数ミリ程度の小さな穴を開け、そこから吸引管を挿入して脂肪を吸引していきます。この間は麻酔が効いているので、痛みは感じません。
術後の痛みはいつまで続く?
術後、麻酔が切れると痛みを感じ始めます。よく例えられるのが、強い筋肉痛のような感覚。ピークは術後2~3日で、術後1週間頃には落ち着きます。
動けないほどの痛みではありませんが、太ももの場合、他の部位よりも動くことが辛く感じるかもしれません。辛い場合は処方された鎮痛剤を服用してください。
太ももの脂肪吸引後の圧迫期間とその方法
太ももの脂肪吸引後は圧迫固定を行います。圧迫固定をすることにより、腫れやむくみを物理的に抑えたり、その他ダウンタイムの症状緩和に繋がったりと、早期回復が期待できます。
圧迫固定が必要な期間
当院の場合、手術当日はガードルとパッドや包帯で圧迫固定を行います。手術翌日からは1日中圧迫している必要はありませんが、術後1週間までの圧迫を推奨しています。
なお、圧迫固定は、腫れやむくみを抑えたり、内出血の悪化を防ぐ効果が見込めますので、無理のない範囲で圧迫を続けることをおすすめします。
太ももの場合、洋服で圧迫着を隠すこともできますので、外出時も心配不要です。
圧迫固定の方法
正しい圧迫の方法は、術後クリニックでアドバイスしてもらえますので、クリニックの指示に従ってください。
とにかく重要なのは、圧迫固定を均等にすることです。できるだけきつくした方が良いと思う方もいるかもしれませんが、単純にきつければ良いわけではありません。
圧迫がきつ過ぎると、血行不良を招くことがあるからです。そうなると血が通わずに痺れたり、ダウンタイムの回復を遅らせたりする可能性があります。
圧迫固定はどこで買える?
多くの場合、手術を受けたクリニックで圧迫用のガードルが貸出されており、購入も可能です。万が一取り扱いがない場合、Webでも購入できます。いずれにしても、適度な圧迫具合や跡が付きにくいなどが考慮された脂肪吸引専用のものを着用するのがおすすめです。
モッズクリニックで実際に採用している圧迫着も脂肪吸引専用のものですので、参考にしてみてください。
太もも脂肪吸引で美脚にするために必要なこと
太ももは、他の部位に比べて吸引量が多い傾向にあります。
ただ、明確な吸引量はなく、元々の脂肪の付き方や筋肉量によっても吸引量が異なりますので、「4,000cc取れたから成功、1,500ccしか取れなかったから失敗」と決まるわけではないことをご理解ください。たとえ吸引量が1,000ccでも、元の脂肪の付き具合によってはベストで十分な効果が見込めるケースもあります。
脂肪吸引を毎日行う医師としてお伝えしたいことは、吸引量よりも吸引後の仕上がりを重要視していただきたいということです。