脂肪吸引を受けたらいつから細さを実感できる? 細くなるまでの経過【部位別】
2020.06.23 13:58
「脂肪吸引したんだから、手術翌日には細くなるはず!」。
そう思いたいところですが、脂肪吸引をしたその日からガッツリ細くなるわけではありません。
脂肪吸引が完全に完成するのは、術後6ヶ月です。6ヶ月かけてダウンタイム症状が消失し、徐々に細くなっていきます。では一体、術後いつ頃から細さを実感できるようになるのでしょうか。
ここでは、脂肪吸引の効果を実感できる時期について、当院の実際の経過写真とともにご紹介します。ダウンタイムの症状と期間についてもご紹介しておりますので、是非ご参考に!
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- 東京・銀座にある脂肪吸引・注入クリニック。
脂肪吸引と豊胸の症例は全て合わせると10,000件以上。HPで公開中の症例は1,500件以上。
脂肪吸引・注入に関する古い情報や間違った情報を正すべく、YouTubeなどでも積極的に情報を発信中。
<この記事で分かること>
1. 脂肪吸引の細さを実感するまでの目安は、術後1ヶ月以内
2. 「細くなっていない」をクリニックに相談するタイミング
3. 術後のダウンタイム症状
4. 職場復帰の時期について
5. まとめ
脂肪吸引の細さを実感するまでの目安は、術後1ヶ月以内
脂肪吸引を受けた方のほとんどが、術後1ヶ月以内に細くなったことを実感されています。
以下で、どれくらい細くなっているのか? を【術後1週間】【術後1ヶ月】【術後6ヶ月】の経過写真とともにご紹介します。
【術後1週間】部位によっては細さを実感できる
吸引量が多くて吸引範囲が広いお腹や太ももは、術後1週間までは症状が顕著に現れます。よって、脂肪吸引で脂肪が少なくなっていても、むくみや腫れによって細さを実感しにくい傾向にあります。
逆に、お腹や太ももほど吸引量が多くない顔や二の腕は手術直後・翌日から細くなったと感じる方も多いです。
顔の経過写真
すでにフェイスラインがはっきりとしてきており、効果を実感できるのではないでしょうか。
顔は他の部位よりも吸引量が少ないので、特別むくみや腫れが強く出ている様子はありません。ただ、夜になるとむくみが出る方もいるので、時間帯によってはむくむことがあります。
【引用:顔の脂肪吸引 1週間経過/長野寛史オフィシャルブログ】
二の腕の経過写真
二の腕の振袖部分のラインが明らかに変わりました。内出血やむくみが出ているものの、二の腕は術後1週間でも細さを十分に実感しやすい部位です。
【引用:二の腕・肩の脂肪吸引 術後1週間の経過/北條誠至オフィシャルブログ】
お腹の経過写真
腫れやむくみはありますが、下腹部の脂肪がスッキリしました。顔や二の腕とまではいきませんが、変化していることはお分かりいただけるのではないでしょうか。
※お腹全体と腰の脂肪吸引をしているので、内出血の範囲が広く出ています。
【引用:腰、お腹の脂肪吸引の1週間後の様子/ボァイエ真希子オフィシャルブログ】
太ももの経過写真
太ももは吸引量が多いのと下半身ということもあり、むくみが出やすい部位です。術後1週間の時点では細さよりもむくみが目立ちます。明らかに変わったと思えるのは、もう少し先になりそうです(6ヶ月かけて細くなっていきます)。
大々的な変化は見られませんが、写真を見比べると太もも外側の張り出しが解消され、内ももの隙間が広くなってきているのが分かります。
【引用:太ももの脂肪吸引 術後1週間の経過/北條誠至オフィシャルブログ】
【術後1ヶ月】大半の方が細さを実感
術後1ヶ月には、術後1週間で出ていたむくみや腫れ、内出血が落ち着きます。よって、術後1ヶ月はほとんどの方が細さを実感される時期です。
ただし、拘縮(皮膚のボコボコ、つっぱり感)がまだ残っている状態なので、完成ではありません。ここからさらに引き締まります。
顔の経過写真
耳の下から顎にかけてのラインがくっきりとし、二重顎が解消されました。
【引用:ベイザー脂肪吸引(頬+あご下)【女性[38歳]1ヶ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
二の腕の経過写真
写真を見ても分かる通り、大きく変化しています。術後1週間で現れていた内出血やむくみも治まり、確かな細さを実感できます。
【引用:ベイザー脂肪吸引(二の腕+肩)【女性[27歳]1ヶ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
お腹の経過写真
全体的にスリムなお腹になった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ひとつ気になるのが、拘縮(皮膚のボコボコ)。皮膚が引き締まる過程で起こるので心配はいりません。術後6ヶ月には消失し、さらに細くなります。
【引用:ベイザー脂肪吸引(腹部全体+胸下+腰)【女性[40歳]1ヶ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
太ももの経過写真
術後1週間と比べても、外側の張り出し、内ももの変化が際立っているのがお分かりいただけると思います。太もももお腹同様、拘縮が顕著に出やすいので、ここからさらに細くなっていきます。
【引用:ベイザー脂肪吸引(大腿全周)【女性[27歳]1ヵ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
【術後6ヶ月】完成の時期なので、確実に細くなる
脂肪吸引の完成時期は、ダウンタイムやアフターケアの期間を経た術後6ヶ月です。よって、誰しもが細くなったと実感できる時期とも言えます。
術後1~3ヶ月で顕著に現れていた症状「拘縮」も完全に落ち着きます。
顔の経過写真
術後1ヶ月でも十分な効果を実感できましたが、3ヶ月〜半年後にはさらに引き締まった印象になります。もたついていたフェイスラインがスッキリし、別人のように変わりましたよね。
【引用:ベイザー脂肪吸引(頬+あご下)【女性[39歳]6ヶ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
二の腕の経過写真
言うまでもなく、しっかりと細くなりました。振袖部分の脂肪がなくなり、丸みを帯びていたラインが真っ直ぐになっています。術後3週間頃から現れる拘縮も完全に落ち着いています。
【引用:ベイザー脂肪吸引(二の腕+肩)【女性[24歳]6ヶ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
お腹の経過写真
下腹部の段差がなくなって、美しいくびれができています。皮膚もなめらかになり、スリムなお腹に仕上がりました。
【引用:ベイザー脂肪吸引(腹部全体+胸下+腰)【女性[45歳]6ヶ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
太ももの経過写真
術後1週間ではむくみ、術後1ヶ月では拘縮が強く出る太もも。術後6ヶ月にはこれらの症状が落ち着き、完全に完成したと言える状態です。
現在術後1週間〜1ヶ月で、細さを実感できない方は、最低でも3ヶ月を見ておくと安心です。
【引用:ベイザー脂肪吸引(太もも全周)【女性[34歳]6ヶ月後】の症例写真/モッズクリニック公式サイト】
「細くなっていない」をクリニックに相談するタイミング
術後6ヶ月以降でも効果を実感できないということは、脂肪の取り残しや取りムラがある状態と考えられます。もし、たるみが出ている場合は、逆に脂肪を取り過ぎた可能性が高いです。
つまり、「細くなっていないから相談する」の指標は、術後6ヶ月以降です。施術を受けたクリニックに相談するか、セカンドオピニオンを検討しましょう。セカンドオピニオンを選択される際は、脂肪吸引の修正経験が豊富なクリニックがおすすめです。
脂肪吸引術後のダウンタイム症状と落ち着く時期
ここでは、脂肪吸引後のダウンタイム中に現れる代表的な症状をご紹介します。
腫れ:約1週間
脂肪吸引で脂肪を取り除くと周囲の組織がダメージを受け、吸引箇所が腫れます。
手術から数日は「脂肪吸引したのに、細くなるどころか太くなった?」と不安に思う方もいらっしゃるのですが、それは腫れが出ている証拠です。1週間ほどで落ち着きます。
痛み:約1週間程
手術中と手術直後は麻酔が効いているので、痛みがありません。翌日には麻酔が切れるので、そこから1週間程度は痛みを感じるようになります。
よく例えられる痛みが、強い筋肉痛です。もし痛みが強く出る場合は、クリニックから処方された痛み止めを服用しましょう。
内出血:約2週間
患部を刺激することによって起こるのが、内出血です。お腹や太ももなど、吸引する脂肪の量が多い場合は、内出血が強く出る傾向にあります。最初は見た目にも痛々しい状態になりますが、時間の経過とともに色が薄くなり、2週間程度で消失します。
むくみ:約2週間〜1ヶ月
脂肪吸引の手術では、麻酔や止血薬の入った薬剤を注入し、脂肪と一緒に吸引します。むくみは、その時に体の中に残った麻酔液や薬剤が体内に残ったものです。
また、脂肪吸引後は血液の循環が悪くなるため、水分排出がうまくできなくなるのもむくみの原因です。術後に体重が増えることがよくあるのですが、それはむくみが大きく関係しています。むくみのピークは術後から1週間程度で、2週間〜1ヶ月かけて落ち着きます。
拘縮:約3ヶ月〜6ヶ月
脂肪吸引手術によって脂肪が除去されると、その部分に空洞のスペースができます。この空洞を埋めようと、体が回復する過程で起こるのが、拘縮(こうしゅく)です。具体的な症状としては、皮膚表面がボコボとしたり、つっぱり感が出たりします。
この症状は術後3週間頃から現れ、3ヶ月〜6ヶ月で落ち着きます。ボコボコとした皮膚を見て驚かれる方も多いのですが、引き締まる過程で起こる体の正常反応ですので、ご安心ください。
職場復帰はいつから可能?
当院の場合でお話しすると、デスクワークなどのあまり体を動かさない仕事であれば、手術翌日から3日ほどで復帰が可能です。接客業や営業職で体を動かす職業の方でも、術後2、3日が目安です。手術翌日から復帰される方もいらっしゃいますが、そこは無理のない範囲で、担当医と相談しましょう。
「脂肪吸引はダウンタイムが辛いから何日も仕事を休まないといけない」というのは、ひと昔前の考えです。逆に、動かな過ぎてもむくみが強く出る原因になりますので、無理のない程度に動くことも大切です。
職場復帰の目安に関してはクリニックによって方針が異なるので、カウンセリングの時に相談してみてください。
まとめ:大半の方は術後1ヶ月で細さを実感
脂肪吸引の細さを実感するまでの時期と、ダウンタイム中に現れる症状について解説しました。参考になりましたでしょうか。
脂肪吸引を受けた多くの方は、術後1ヶ月までに細さを実感できます。
術後は腫れやむくみ、内出血を見て「このままだったらどうしよう」と不安になる方も多いのですが、症状は時間の経過とともに改善していきます。症状改善のために、湯船に浸かったり、マッサージをしたりするものひとつです。体の血行を良くすることでむくみや内出血が緩和されます。ダウンタイムを乗り越えて、理想のボディラインを手に入れましょう!
もし、術後6ヶ月以降で効果がないとお悩みの方がいらっしゃいましたら、それは失敗の可能性があります。施術を受けたクリニックか、修正施術を取り扱っているクリニックに相談しましょう。
当院でも修正のご相談を承っていますので、ご相談ください。なにか力になれることがあれば幸いです。
この記事の監修医師
モッズクリニック 院長長野 寛史
患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医