<この記事でわかること>
1. Cカップの人が豊胸したら何カップまで大きくなる?
2. 各豊胸手術のメリット・デメリット
3. Cカップからの豊胸はバレやすいのか?
4. Cカップの方の豊胸におすすめ「脂肪注入」のメリット
5. 脂肪注入のデメリット
6. Cカップからの豊胸手術のポイントまとめ
Cカップの人が豊胸したら何カップまで大きくなる?
現在の豊胸手術は、シリコンバッグ豊胸、ヒアルロン酸豊胸、脂肪豊胸の3つが主流です。
まずはそれぞれがCカップから何カップまでバストアップ可能なのか、目安のアップ数をご紹介します。
シリコンバッグ豊胸:理想のバストサイズが実現可能
シリコンバッグ豊胸は、シリコンインプラントをバストに挿入してバストアップを図る方法です。豊胸と聞くと、シリコンバッグ豊胸をイメージされる方が多いかもしれません。
現在は様々な大きさ・形のバックが開発されており、大きさ控えめのバッグからかなり大きいバッグまでありますので、Cカップから理想のバストサイズになれます。
ヒアルロン酸豊胸:CカップからD~Eカップ程度
ヒアルロン酸豊胸は、ヒアルロン酸をバストに注入する方法です。
バストアップできるサイズは注入量によって異なりますが、入れ過ぎはしこりの原因になるので、一般的には1~1.5カップ程度が目安と言われています。よって、Cカップの方がヒアルロン酸豊胸をした場合、術後はD~Eカップになります。
脂肪注入豊胸:CカップからD~Eカップ程度
体から採取した脂肪をバストに移植する、脂肪注入豊胸。バストアップの目安は1.5〜2カップ程度ですので、Cカップの方が脂肪豊胸をすると、D〜Eカップになります。
また、もっとボリュームが欲しいという場合には、再度注入を行うことでさらなるバストアップも可能です。
各豊胸手術のメリット・デメリット
続いて、各豊胸手術のメリット・デメリットを見ていきましょう。
シリコンバッグ豊胸
シリコンバッグ豊胸の最大のメリットは、希望の大きさにできることです。DカップやFカップ、Gカップなど、ご自身の理想のサイズを実現できます。
しかし、メリットはさほど多くなく、人工物ゆえのトラブルがあることも理解しておく必要があります。当院でも、他院のシリコンバッグ豊胸後にバッグを抜去したいというご相談をいただく機会が多いです。
そのご相談の多くは、人工物ゆえのトラブルです。よくあるのが、見た目の不自然さ、触感の硬さ、シリコンバッグの破損、カプセル拘縮など。詳しくは「シリコンバッグのリスク・トラブル」をご覧ください。
ヒアルロン酸豊胸
ヒアルロン酸豊胸の最大のメリットは手術時間が短く、15~30分で完了するという「手軽さ」です。ダウンタイムもほとんどありません。
また、これはメリットでもデメリットでもあるのですが、ヒアルロン酸はすぐに吸収されてしまいます。良く言えば「吸収される=手軽」といったお試し感覚に近いイメージを持たれる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ヒアルロン酸はシリコンバッグ同様、人工物です。体が拒絶反応を起こすと吸収されずに残り、しこりが生じることもあります。しこりが原因でボールのような硬いバストになってしまうケースもあるので、決してお試し感覚で選択するような施術ではありません。
脂肪注入豊胸
脂肪注入豊胸の特徴は、自己組織を使うこと。ヒアルロン酸やシリコンバッグのような異物反応がなく、見た目も触感も自然に仕上がります。
また、脂肪が定着すれば、ヒアルロン酸のように体に吸収されることがないため、半永久的な効果が得られることも大きなメリットでしょう。
デメリットとしては、バストだけでなく、脂肪吸引箇所にもダウンタイムがある点です。とは言っても動けないほど激痛ではなく、大半の方が手術の翌々日から仕事に復帰されています。
Cカップからの豊胸はバレやすいのか?
豊胸手術をする際、気になるのが「周囲にバレる可能性」ではないでしょうか。
皆様もお分かりかと思いますが、バレやすい・バレにくいを決めるポイントは「見た目」と「触感」です。この2点から考えると、触感が硬く、大幅にボリュームアップするシリコンバッグ豊胸はバレやすい傾向にあります。
また、ヒアルロン酸豊胸は一見バレにくいように思えますが、粒子の粗いヒアルロン酸を用いるので、想像以上に硬い触感で、触れられるとバレる可能性があります。
その点、自己組織を用いる脂肪注入は、見た目・触感どちらをとっても比較的バレにくいことが考えられます。
ただし、術後2週間は内出血が出る時期なので、裸や着替えの姿を見られないような対策が必要です。
Cカップの方の豊胸におすすめ「脂肪注入」のメリット
Cカップの方に限った話ではありませんが、当院では脂肪注入豊胸をおすすめしています。その理由と脂肪注入の概要を詳しく見ていきましょう。
見た目も触感も自然
脂肪注入をおすすめする一番の理由は、自己組織を使うため、自然に仕上がる点です。見た目・手触りはもちろんですが、年齢を重ねるにつれて体の脂肪が減少するとともに、バストも自然な変化をしていきます。
ちなみに、シリコンバッグ豊胸は、年齢が上がって脂肪が減少しても、バッグを入れたバストは手術当初と変わりません。そうなると、見た目がアンバランスになってしまう可能性があります。自己組織を使う脂肪注入なら、そのようなことはありません。
メンテナンスの必要がない
それぞれの豊胸手術の持続期間を比較すると、効果が最も持続するのは脂肪注入です。
ヒアルロン酸は半年〜2年、シリコンバッグは10年程度(トラブルが起こればもっと短期間)の一方、脂肪注入は定着すれば半永久的に持続します。
したがって、一度施術をして大きさに満足できれば、再施術をしたりバッグを交換したりといったメンテナンスは必要ありません。
メリハリボディになれる
脂肪注入豊胸は、「吸引箇所は細く、バストはボリューミーに」という、メリハリボディを作ることが可能です。
Cカップの方の場合、バストが大体D〜Eカップになり、吸引箇所によって美脚(太もも)またはくびれたウエスト(腹部)に仕上がります。
十分にボリュームアップできる可能性が高い
脂肪注入豊胸にとって重要なのは、「バストの皮膚の伸展」と「取れる脂肪の量」の2点です。あくまでも傾向になりますが、Cカップの方は元々のバストサイズがある分、皮膚に伸展があり、太ももや二の腕から十分な脂肪が取れるケースが多いです。
もちろん脂肪のつき方やバストの形に個人差があるので、実際の状態を診ないと断言できませんが、脂肪注入豊胸の中でもしっかりとボリュームアップできるサイズと考えられます。
脂肪注入のデメリット
上では脂肪注入豊胸のメリットをお伝えしましたが、もちろんメリットばかりではありません。ここでは脂肪注入豊胸のデメリットをお伝えします。
脂肪吸引箇所のダウンタイムがある
脂肪注入と脂肪吸引を同日に行うことは、メリハリボディを作れるという意味でメリットとして捉えられますが、ダウンタイムを考えるとデメリットにもなります。
仕上がりは非常に自然なのですが、術後1〜2週間はバストと吸引箇所に内出血が出るので、その期間中のバレ対策は必須です。
脂肪の質、注入の仕方によってしこりが生じる
注入する脂肪の質が悪かったり、脂肪を入れ過ぎたりすると、バスト内で脂肪が生き残らず、しこりが生じることがあります。その他、脂肪を塊で注入することもしこりの原因になります。
ただ、逆に言えば、質が良い脂肪を適量、分散して注入すれば、しこりのリスクを大幅に回避できます。
ここで言う「脂肪の適切量」は多少の個人差があるものの、一度の注入量の目安は片胸250~300ccです。これ以上入れ過ぎると胸の中で圧がかかり、しこりの原因になります。
一度の施術で大幅なバストアップは難しい
これまでもお話しした通り、1度の施術によるバストアップは、1.5〜2カップ程度です。よって、一度の施術でCカップからFカップ(3カップ大きく)を希望される場合、一度の脂肪注入施術では困難でしょう。
ただ、2度目、3度目の施術をすれば、3カップアップも不可能ではありません。実際に3度、4度目の施術を受けられて、大幅にバストアップされた方も多数いらっしゃいます。
Cカップからの豊胸手術のポイントまとめ
3種類の豊胸手術について、それぞれの特徴やCカップからどのくらいバストアップできるかをお伝えしました。
まとめると、シリコンバッグは何カップでも可能、ヒアルロン酸は1〜1.5カップが目安なのでD〜Eカップ。脂肪注入も同様に1.5〜2カップなのでD〜Eカップです。
それぞれの方法にメリット・デメリットが存在し、効果の程度も異なるため、豊胸手術をする際にはどの方法が適しているか、きちんと情報収集した上で選ぶようにしましょう。
現在の年齢にもよりますが、若い頃にシリコンバッグ豊胸をして40代、50代で抜去を決意される方は決して少なくないので、私は将来性を見据えた方法「脂肪注入豊胸」を選ぶことをおすすめします。