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脂肪吸引

全身の脂肪吸引の値段・費用相場はどれくらい?一気にできるかについても解説

顔やお腹、二の腕など、気になる箇所の皮下脂肪を部分的に除去できる脂肪吸引。なかには特定の部位だけでなく、全身の脂肪吸引をご希望される方もいらっしゃいます。
全身の脂肪吸引を考えた時に気になってくるのが、費用やリスク、ダウンタイムに関してではないでしょうか。
そこで今回は全身の脂肪吸引の費用相場を調べてみました。加えて、全身の脂肪吸引のメリットやリスクもご紹介します。

<この記事でわかること>
1. 全身の脂肪吸引の費用相場
2. 全身の脂肪吸引でよくある質問にお答えします
3. 全身の脂肪吸引のメリット
4. 全身の脂肪吸引のリスク
5. まとめ

全身の脂肪吸引の費用相場

全身の脂肪吸引の費用は、実際の施術部位やクリニックによって大きな差がありますので、参考程度にご覧ください。
単純に下の費用を合計すると、全身の脂肪吸引には200〜400万円前後の費用が必要です。
ただし、複数部位の脂肪吸引はセット割引が適用されることも多いので「200〜300万円台が平均」と考えられます。

各部位の脂肪吸引の費用相場

部位 特徴 吸引箇所の値段
他の部位に比べて吸引量が少ないので、費用も低い傾向あり。
平均的な値段は20〜40万円で、頬または顎下どちらかのみの施術は費用を抑えられる。
頬、顎下
各20〜30万円
顔同様、費用相場は20~40万円程度。
肩や肩甲骨付近まで含む場合とそうでない場合で費用に差が生じる。
二の腕、肩
各20〜30万円
お腹 他の部位に比べて吸引する脂肪が多く、複数の吸引箇所が設けられている。
お腹全体では60~160万円前後。
上腹部、下腹部、側腹部、胸下、腰
各20〜35万円
 

お腹と同じく、吸引箇所が複数種類ある。
太ももとお尻の場合は60〜100万円前後、膝やふくらはぎを含めるとさらに上がる。

太もも内側、外側、前面、後面
お尻、膝、ふくらはぎ
各20〜35万円

全身の脂肪吸引でよくある質問にお答えします

全身の脂肪吸引の費用感はなんとなくイメージできましたでしょうか。続いて、全身の脂肪吸引をご検討されている方から多くいただくご質問にお答えします。

Q. 1回の手術で全身の脂肪吸引はできる?

A.場合によっては可能ですが、基本的にはおすすめしていません。

全身の脂肪吸引をお考えの方の多くはBMIが高めの傾向にありますので、ダウンタイムや手術の安全性を考慮して、上半身と下半身で施術を2回に分けることが多いです。

参考までに、一度の施術で安全に吸引できる脂肪量には制限があり、当院のおおまかな目安は「体重の1割程度」です。例えば体重50kgの方に脂肪吸引を行う場合、一度の施術で吸引できる脂肪量は5,000ccまでとなります。

Q. 2回に分けて行う場合、何日期間を空けるべき?

A. 最短2週間、ダウンタイムが心配であれば1ヶ月空けましょう。

上半身と下半身で施術を分ける場合、上半身の脂肪吸引を先にやることが多いのですが、お腹や背中、腰周りを一気に脂肪吸引する分、ダウンタイムが辛い時期もあります。そのような時期に下半身を脂肪吸引すると、精神的に辛くなってしまうので、多忙な方やダウンタイムが不安な方は、1回目の施術から1ヶ月ほど空けていただくことが多いです。
特に問題なければ、内出血やむくみが落ち着く2週間でも問題ありません。

Q. 全身のあちこちに傷ができて目立ったりしませんか?

A. 傷を最小限にできるカニューレと、それを使いこなすことができるドクターの技術。この2つが揃っていれば、傷跡が大きく目立つことはありません。

最新の脂肪吸引技術なら、2〜4mm程度の小さな切開で施術が可能です。基本的には、傷跡が目立ちにくい場所(下着や水着で隠れる部分)を切開します。
当院の場合、お腹はおへその中、太ももは鼠径部に傷を作り、下着でも見えない場所を選択しています。現在気になるドクターがいるようであれば、症例を見て傷跡を確認してみてください。

全身の脂肪吸引のメリット

全身の脂肪吸引には、ダイエットには得られないメリットがあります。

無理な食事制限や運動は不要

過去のダイエットで痩せてもすぐに食べてしまったり、キツい食事制限が続かずリバウンドしてしまったり……。全身の脂肪吸引を検討している方の中には、過去のダイエットに対して苦い記憶が残っている方も多いのではないでしょうか。
全身の脂肪吸引なら、極端なダイエットや厳しいトレーニングによる精神的・身体的ストレスを避けることができます。

短期間で痩身効果を得られる

ダイエットを始める場合、健康面を考えると、緩やかに痩せていく方法がベストです。そのため、最終的な結果は数ヶ月先となり、それまでダイエットを継続しなければなりません。
その点、全身の脂肪吸引は術後3〜6ヶ月程度で最終的な結果が現れ、大幅な体型改善を実感できます。術後のダウンタイムは付き物ですが、当院の患者様は、最短で手術翌日、遅くても術後1ヶ月には痩身効果を実感されています。

全身のバランスが整う

複数の部位を同時に施術することで、全身のプロポーションを整えることができます。
全身が整うことで洋服の着こなしが改善され、ファッションの幅も広がるでしょう。

全身の脂肪吸引のリスク

全身の脂肪吸引にはメリットだけでなく、リスクも存在します。

ダウンタイムがある

脂肪吸引をした後は、必ず「ダウンタイム(体が回復するまでの期間)」が生じます。代表的な症状は、内出血や痛み、腫れ、むくみ、拘縮です。
手術である以上、痛みや腫れなどを完全に無くすことはできないものの、ドクターの技術や術後の処置次第によっては、症状の程度を軽くできるのでご安心ください。

費用が高額

脂肪吸引は、美容外科の施術の中でも高額な費用が必要になる施術です。冒頭でもお伝えした通り、全身の脂肪吸引になってくると、平均200〜400万円の費用が必要になってくるでしょう。
予算をなるべく減らしたいと思うのは無理ありませんが、脂肪吸引の仕上がりは医師の技術に依存します。費用面ではなく、技術力重視でクリニック・ドクターを選んだ方が安心です。

皮膚のたるみ

脂肪吸引は外科手術ですので、失敗のリスクがあります。特に全身の脂肪吸引で懸念されるのが、皮膚のたるみ。BMI値が高めの方も多いので、元々の皮膚のたるみを考慮せずに脂肪吸引をすると、必要以上にたるんでしまう可能性があります。
経験豊富な医師のもとで施術を受ければ、失敗のリスクは大幅に下がります。

まとめ

今回は全身の脂肪吸引の相場費用、メリット、リスクなどをお伝えしました。
脂肪吸引は美容外科で受ける施術の中でも高額な施術のため、費用の安さを重視してクリニックを選ぶ方も多いようですが、当院としてはおすすめできません。
脂肪吸引の仕上がりは、担当医の技術力に全てがかかっていると言っても過言ではありません。費用の安さだけにとらわれず、ご自身が信頼して体を任せられると思えるドクター・クリニックを選んでいただければ幸いです。

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野寛史 院長

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格