母の日常　教えること、教えられること（2022年9月28日）

こんにちは、脂肪吸引の母、こと、モッズクリニックの山田　有季です。

今日はちょっと真面目なお話。いつも真面目なんですが（笑）

麻酔科医になってから、心肺蘇生のインストラクターをするようになりました。

心肺蘇生とは、倒れている人がいたら、近づいて、119番とAEDを持ってきてください！と叫ぶ…やつです。

運転免許を取る際にも講習を受けますよね。

日本ではいろんなコースが開催されているのですが、私がインストラクターをしていたのは

アメリカ心臓協会(AHA)のBLS(Basic Life Support), ACLS(Advanced Cardiac Life Support)と、ICLSコースになります。

インストラクターになるためには、インストラクターコースといって、インストラクターになるためのコースを受講しないといけません。先生になるための授業を受けるというイメージです。

そこで講師の先生に言われた言葉が心に残っています。

「受講生はコースを受講するために時間とお金を払ってきている。そのお金分のインストラクションをしないといけません」と。

BLSでは1日18000円程度、ACLSでは2日間で40000円程度、ICLSでは2日間で10000円ぐらいの講習費がかかります。

それ以外にテキスト代、講習会場までの交通費、昼食代…などがかかります。

それに見合うインストラクションを。

どういう風に伝えれば相手に効率的に伝わるか。

もし相手が間違っている場合、相手のプライドを傷つけることなく、尊重し、そして軌道修正をする。

言葉でいうとたった2行ぐらいですが、実際はとても難しいですよね。

毎回インストラクションをするたびに、ここはよかった、ここは上手くいかなかった、と考えさせられました。

現在は脂肪吸引・注入専門となりましたので、心肺蘇生のインストラクターはしていないのですが、

自分が教わる側になったり、逆に教える側になったり、とどちら側の立場も体現している感じです。

自宅でも、乗馬クラブでも、どこでもそうかもしれません。

まだまだ人生は長いので、もっと高みを目指して頑張ろうと思います。

娘と一緒にレッスン受けています。いつの間にか娘の方が上手くなりました…