山田 有季の想い

カウンセリングは、患者様とドクターが初めてお会いする時間です。勇気を出してご来院くださった患者様に「来て良かった」と思っていただけるよう、カウンセリングを価値のある時間にしたいと思っています。
もしカウンセリングが相談しづらい雰囲気だと「これ聞きたかったけど、やっぱり止めておこう」と、患者様はお悩みを胸に秘めてしまうかもしれません。これでは一歩踏み込んだお話ができません。

そのため、患者様がお話ししやすい雰囲気作りには人一倍こだわっています。
具体的には、患者様の年代によって話し方を若干変えて、患者様がお話ししやすい相手をイメージした上でカウンセリングを行います。
自分よりもお若い患者様であれば妹や娘、自分と同年代であればママ友、少し上の方の場合は母と接しているイメージでお話しして、お悩みを引き出せるよう意識しています。あまりフレンドリーになり過ぎないよう気を付けつつ、患者様の性格や雰囲気に合わせて変えることもありますね。
そうすると「他院のカウンセリングでは聞けなかったんですけど…」「彼氏にバレたくなくて……」とお悩みを打ち明けてくださる方も少なくないんです。

モッズクリニック在籍の女性ドクターは、全員が施術経験者です。かく言う私も、ほぼ全身フルコースで施術を受けました。
脂肪吸引は太ももと二の腕を、豊胸は授乳経験があったので皮膚の伸びが良く、先日2回目の注入を終えたところです。豊胸で余った脂肪を使って、顔(額・こめかみ・頬・目の上)と手の甲にも脂肪を注入しています。

脂肪吸引に関してはちょうど拘縮中なので、カウンセリングにいらした患者様には、実際の状態を見ていただいたり、触っていただくこともしばしば。ダウンタイムは実際に見て触ってもらうのが一番分かりやすく、患者様の安心に繋がると考えています。
ただ、カウンセリングに行くまでの勇気がなかなか出ない方も多いと思い、YouTubeやInstagramを通して術後翌日からの経過や痛みの程度、内出血の状態などを投稿していました。

こうしたリアルな情報発信によって、一人でも多くの方に勇気を与えられる存在になれたら嬉しいです。
加えて、当院の技術力(ダウンタイムの少なさ・仕上がりの綺麗さ)も是非感じ取っていただきたいですね。

当院では脂肪吸引のダウンタイムを軽減するため、様々な方法を取り入れたり、施術器具を開発したりしています。
その中でも奥深いと感じるのが、術後の体調やダウンタイムに影響する麻酔です。元々麻酔科医で12年の経験があるため、スタッフへの麻酔指導を担当したり、適切な麻酔薬の調合を提案したりしています。

当院が使用しているのは「静脈麻酔」です。これは眠った状態で行う麻酔で、痛みを感じることはありません。目が覚めたら手術が終わっているイメージです。
ただ、麻酔管理が適切でないと途中で目が覚めたり、痛みを感じたりするので、当院は手術の侵襲度に合わせて麻酔薬を使い分け、患者様の状態を見ながら麻酔薬の投与量をコントロールしています。
こういった細かい麻酔管理によって安全な手術ができて、患者様の体の負担も抑えることができるわけです。結果的には、術後の副作用(吐き気や寒気)軽減にも繋がります。
麻酔についてはここで語り切れないので、ブログで詳しく解説しています。麻酔に関して不安をお持ちの方は、ぜひご覧になってみてください。

脂肪吸引や脂肪注入をお考えの方の中には、お子様がいらっしゃることを理由に施術を躊躇されている方も多いのではないでしょうか。
確かに子育てをしていると毎日があっという間で、自分のことは後回しになってしまいます。私には中学生の娘がいますが、自分のことなど手が回らない時期も当然ありました。子を持つ親なら、一度は通る道なのかもしれません。
ただ、子どもはいつか自分の手から離れていくものですから「もっとご自身のことも大切にしてほしい」「子育てを理由に施術を諦めてほしくない」というのが、子を持つ母であり、美容外科医でもある私の願いです。

当院が専門としている脂肪吸引・脂肪注入は、産後太りや授乳後のバストの下垂・萎みなど、産後特有のボディラインのお悩みを美しく解決できる施術です。私も先日施術を受けて、授乳経験を経て萎んでいたバストにハリが蘇りました。
もし子育てや忙しさが理由で施術を諦めている方がいらっしゃるのであれば、一度相談だけでも来ていただきたいです。

お子様がいる方が施術を受けるとなると「子どものお迎えや家事ができるか不安」というお声を頂戴することもありますが、当院はダウンタイム軽減に繋がる工夫を行なっているので、手術翌日・翌々日から家事や育児、お仕事をされる患者様も多くいらっしゃいます。

もし、術後に気になることがあればクリニックにご連絡いただいても構いません。最近は患者様からInstagramでDMをいただく機会も多く、術後の様子を写真で送っていただき、状態を確認することもあります。
患者様とドクターの関係性は、手術をしたからと言って終わりではありません。術後もしっかりサポートしていくのが、担当医として当然の責務だと思っています。

私たちが専門とする脂肪吸引・注入施術は、人生を明るくできる施術です。ボディラインが変わると、自分に自信が持てるようになったり、性格が前向きになったと仰ってくださる患者様も少なくありません。

施術を受けるには、ある程度の勇気や決断が必要になると思いますが、カウンセリングをしたからと言って必ず施術を受ける必要はありません。なかなか勇気が出ないとお悩みの方も、まずは気軽にカウンセリングにお越しいただければと思います。

医師としてはもちろん、一人の女性、施術経験者として患者様の一番の味方となり、美しいボディラインをデザインし、患者様の笑顔を増やしていきたいと思っています。