母の日常 麻酔とは④バランス!(2023年2月10日)
ベイザー脂肪吸引
2023.02.10 10:00
こんにちは、脂肪吸引の母、こと、モッズクリニックの山田 有季です。
本日は母の日常を。
次回に引き続き、麻酔について詳しい話をしたいと思います。
今まで鎮静=眠っている状態、鎮痛=痛くない状態、不動=動かない状態のお話をさせて頂きました。
今回はこれを踏まえて、バランスが大事、というお話です。
今までの3回で、
鎮静薬や鎮痛薬、筋弛緩薬があれば、麻酔はできる、というのはおわかりいただけたと思います。
ただ、どれも過量投与すれば副作用がでます。
鎮静薬を入れすぎると、深く寝ている状態になりますが、血圧低下、呼吸停止などが起こる。
鎮痛薬を入れすぎると、少々の刺激でも痛くないですが、血圧低下、呼吸停止、吐き気などが起こる。
筋弛緩薬を入れすぎる(ということはあまりないですが)と、動かないけれど、もし鎮静や鎮痛が弱い状態だと意識があるのに動けない、という状態になる。
といった感じです。
つまり、どれも大事で、どれも適量が重要。
バランスが大事なんです。
全身麻酔の場合は、なんとなく(というと語弊がありますが)、鎮静と鎮痛と筋弛緩が効いていれば
手術は可能です。
血圧が下がれば血圧をあげるお薬がありますし、血圧が上がりすぎたら、血圧を下げる薬もあります。
脈拍などもしかりです。
でもその根本は、鎮静や鎮痛が深かったり、浅かったり、という可能性もあります。
麻酔科医時代、血圧が下がった!と血圧をあげる薬を入れようとする研修医に、
「なんで血圧下がったの?痛み止め強すぎない?麻酔は深すぎない?輸液は少なくない?出血してない?
ちゃんと原因を考えないとダメ」
といつも言っていました。
なにごとも原因があるから、起きているんです。
だからむやみに鎮静薬を追加したり、鎮痛薬を追加したりするのはおすすめではありません。
なんでこういう状態になっているのかを考えないといけないんです。
でもそんなに何分も待っている時間はないので、秒で考えるんですが。
これは静脈麻酔でも一緒。
足が動いている!危ない!全身麻酔でやればこんなことはないのに!
という方もおられますが、
それは違います。
もちろん全身麻酔でやれば足は動かないかもしれませんが。
鎮静と鎮痛がうまくバランスよくとれていれば、動くこともなく、
快適に手術はできます。
またまた長くなってしまいました。
なんとなく、麻酔についておわかりいただけると幸いです。
なにごともバランスが大事。
この記事の施術にご興味のある方は
お気軽にお問い合わせください。
この記事の施術詳細
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治療概要
ベイザー脂肪吸引:ベイザー波という超音波により脂肪組織を遊離させ、その後刃のない「カニューレ」という専用の器具で脂肪細胞を吸引除去する。吸引後の線維組織には元に戻ろうとする作用が働き、皮膚はキレイに収縮し引き締まる。
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施術費用
価格(モニター価格/税込)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●頬(両側)220,000円●二の腕(両腕)220,000円●上腹部220,000円●下腹部220,000円●太もも内側(両脚)220,000円●太もも前面(両脚)220,000円
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副作用・リスク
術後には内出血や浮腫み、硬縮(皮膚のツッパリ感)、疼痛などが出現します。その他にも何か経過で不安を感じた場合はすぐにご連絡ください。
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