母になる前は　麻酔の話（2022年9月16日）

こんにちは、脂肪吸引の母こと、モッズクリニックの山田　有季です。

本日は麻酔科のお話を。美容の世界に入る前は、麻酔科医として大学病院、市中病院などで働いていました。

麻酔ってなんぞや？と思われている方もおられると思います。

保険診療をしていたときも、麻酔の先生？それってお医者さんなんですか？と言われたことも…（泣）

最近はドラマの影響もあってか、「あ、内田有紀さんの役の！」と言われることも多くなりました。（ドクターXでは内田有紀さんが麻酔科医を演じられています。といいつつ見たことありません…）

麻酔科医は手術を受けられる方としか会うことがない、特殊な科です。

普段は手術室の中でしか働いていないので、手術室に入ってこないドクター（内科や皮膚科、放射線科などなど・・・）と面識がないことも多いです。

と、こんなかなりマニアックな科なのですが、手術室では欠かせない、コマンダー的な存在なんです。

手術室で行われる手術は基本的に全身麻酔です。

局所麻酔（硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔、ブロック麻酔など）でも麻酔科が管理することも多く、手術室を切り盛りしているのは麻酔科と手術室看護師です。

つまり麻酔科医がいないと手術室は回らないんです！（←ここ重要）

困ったときには麻酔科医を呼ぶ、局所麻酔で手術が難しくなったら麻酔科医を呼ぶ、緊急事態が起きたら麻酔科医を呼ぶ、病棟で気道確保が必要になったら麻酔科医を呼ぶ…などなど、病院になくてはならない存在なんです。

とかなり必死感が出ましたが（笑）、皆さんに麻酔科医の存在が大事だということが伝われば幸いです。

保険診療であれ、美容医療であれ、我々医療者はたった一人で治療をしているわけではありません。

医師以外のスタッフの力があってこそ、成し遂げられるものです。

麻酔科医は縁の下の力持ち的な存在ですが、手術室になくてはならない存在。

モッズクリニックも看護師、受付さんなどのスタッフさんの力がなければ診療はできません。

チーム一丸となって皆様をお迎えしますので、脂肪吸引気になる！という方は一度カウンセリングにお越しくださいね。

麻酔といえば華岡青洲！マニアックですみません。

全身麻酔を世界で初めて成功させたのは日本人です。

けしの花から麻薬成分を抽出したとされています。