ブラジャーから溢れる背中の脂肪は女性なら、誰もが気にしていることだと思います。
この脂肪が無くなるか、せめて胸に移動してくれればいいのにと思いますよね。
背中は脂肪のつきにくい部位の1つですが、1度脂肪がついてしまうと落としにくく、脂肪のついた丸いシルエットは実年齢より老けた印象を与えます。
この記事では、背中の脂肪を落とす効果的な方法の1つ、脂肪吸引について紹介していきます。
この記事でわかること
1.背中の脂肪吸引の効果は?
背中の脂肪吸引をするとどんな効果があるのでしょうか?
1-1.劇的な変化はないけれど・・・
背中は脂肪が少ない部位で、太ももやお腹、二の腕などの部位の脂肪吸引と比べると、効果が現れにくいといえます。
しかし、全く効果がないというわけではありません。
今までは着られなかった服がすんなり着られるようになったり、不自然な盛り上がりが無くなりすっきりとした背中になる効果が期待できます。
1-2.綺麗なシルエットで細く見える
背中の脂肪吸引のメリットとして挙げられるのは、背中から腰にかけて美しい曲線を描いたシルエットが形成されることでしょう。
脂肪吸引をすることによって見た目が細くなり、綺麗な背中のラインを手に入れることができます。
より綺麗なラインを出すために二の腕とセットで施術を受けるのもオススメです。
2.切る?切らない?背中の脂肪吸引の方法
背中の脂肪吸引には「切る脂肪吸引」と「切らない脂肪吸引」があります。
「切る脂肪吸引」とは、皮膚を数mm程度切開して、脂肪吸引器具を挿入することで脂肪を吸引する施術で、「切らない脂肪吸引」とは皮膚の上から超音波などを当てることによって痩身効果を得ます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
2-1.切る脂肪吸引の場合
クリニックによって手法や手術時間は多少違いがありますが、どのように背中の脂肪吸引は行われているのでしょうか。
手術方法としては、超音波エネルギーで脂肪を柔らかくして吸引する「ベイザー脂肪吸引」や、 ジェット水流の力を使い脂肪と他の組織を分離させ 、脂肪を吸引する「ボディジェット脂肪吸引」があります。
切る脂肪吸引に必ず用いるのは麻酔です。
どういったタイプの麻酔を用いるのかは施術方法によって異なります。
麻酔注射をする際は痛みを感じます。
麻酔の痛みさえも感じたくないという人は、点滴で麻酔薬を注入する静脈麻酔という方法もあります。麻酔の方法はクリニックによって異なるため、カウンセリングの段階でドクターとよく話し合って決めましょう。
麻酔注射後は脂肪吸引を行うため、皮膚を数mm程度切開します。
切開する場所としては脇の背中側の部分を切開することが多いです。
ドクターによっては背中の中央部分を切開するケースもあるので、傷跡の位置は事前に確認しておく必要があります。
2-2.切らない脂肪吸引の場合
切らない脂肪吸引のメリットは何といっても身体に負担がかからないことや、術後のダウンタイムが軽く短いことです。
手術方法は、高密度超音波で脂肪を破壊する「ライポソニックス」や、2種類の超音波と高周波の作用を組み合わせ脂肪細胞を破壊する「ウルティマアンサンブル」が用いられます。
切らない脂肪吸引はそこまで痛みはありません。
しかし、超音波で脂肪細胞を破壊するため、熱を感じたり、チクチクするわずかな痛みを感じることはあります。
また、深い脂肪層まで手術をする場合は、軽い痛みや内出血が起こることがあります。
皮膚を切開しないので、麻酔をする必要がないのもメリットの1つです。
施術時間や手法によって異なりますが、施術時間は平均して1時間前後になります。
3.背中の脂肪吸引の注意点や失敗リスク
ここでは背中の脂肪吸引の注意点やリスクについて紹介します。
3-1.背中の脂肪吸引の注意点
まず、背中の脂肪吸引の注意は以下の通りです。
- 自分で直視できないので効果が分かりづらい
- 目に見える効果が現れづらい
背中の脂肪吸引が他の部位の脂肪吸引と大きく違うところは、効果が分かりづらい点です。
直接自分で確認しづらい部位となりますので、目に見える効果が分かりづらいことや、もともと脂肪が多くない部位なので目に見える効果が現れづらいことが挙げられます。
また、脂肪の取りすぎによって痺れが起こることがあります。
切る脂肪吸引の場合、脇の後ろの部分を切開することが多く、ドクターの技術力によって術後の症状が変わってきます。
脇には様々な神経が集中しているため、経験の浅いドクターが施術をした場合、神経を傷つけてしまい、腕に痺れが残ってしまうことがあります。
背中の脂肪吸引を行う際は実績のあるドクターに施術をしてもらうようにしましょう。
3-2.背中の脂肪吸引のリスク
次に、背中の脂肪吸引のリスクは以下の通りです。
- 皮膚が凹凸になることがある
- 皮膚が下垂する場合がある
- イメージ通りのデザインにならない場合がある
- 傷跡が目立つ位置に残ってしまう
- 脂肪の取りすぎによって痺れが残ることがある
- 経験の浅いドクターが施術を行った場合、神経を傷つけたり腕に痺れが残ることがある
背中の脂肪吸引をした箇所が凹凸になってしまうことがあります。
これはどこの部位でもいえることですが、技術力のないドクターが施術を行うと脂肪の取りすぎや取り残しによって皮膚がボコボコになってしまいます。
皮膚のトラブルは他にも皮膚が下垂してしまったなどがあります。
また、背中はもともと身体の中で皮下脂肪がつきにくい部位なので、イメージ通りのデザインにはなりにくいため思った以上の効果を実感できないなどが挙げられます。
イメージ通りのデザインにならなかったと言った方が正しいかもしれません。
また他にも、痺れが残ったり、傷跡が目立つ位置に残ってしまったなどがあります。
これらはどれも技術力のないドクターが施術をした場合に起こる症状なので手術を受ける際は、ドクター選びを徹底しましょう。
4.まとめ
背中は元々、皮下脂肪が少なく効果を実感しにくい部位です。
しかし、ドクター選びを徹底していれば、きちんと効果を実感することのできる部位でもあります。
脂肪吸引はドクターの技術力によって仕上がりが大きく異なる施術なので、脂肪吸引をすると決めた際は、クリニック・ドクター選びを妥協せずに徹底して行いましょう。
そして、心から「この人になら安心して施術を任せられる」と思ったドクターに施術をお願いしましょう。
それはリスクを最小 限に抑える為の方法です。
きちんとしたドクターに施術をしてもらうためには、事前に口コミやホームページできちんと情報収集して、気になったクリニックに実際に足を運び、ドクターと実際に顔を合わせて会話してみる必要があります。
その際にドクターが自分の悩みや不安な気持ちを汲み取ってくれて、真剣に向き合ってくれるかどうかが大事になってきます。
自分の抱えている体型の悩みに寄り添ってくれるドクターに施術をお願いしましょう。