本記事では、名古屋にお住まいで脂肪注入豊胸をお考えの方に向けた内容をお届け! 脂肪注入豊胸の一種であるコンデンスリッチ豊胸の概要からダウンタイム中の症状と期間、名古屋でコンデンスリッチ豊胸が受けられるクリニックをご紹介します。
記事後半には「クリニック選びにおける重要ポイント」もお話ししておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
1. 従来の脂肪注入豊胸とコンデンスリッチ豊胸の違い
実は脂肪注入豊胸にはいくつか種類があります。
従来の脂肪注入豊胸では採取した脂肪をそのまま注入していましたが、純脂肪には不純物が含まれており、それが定着率低下やしこりを引き起こしていました。
こうしたリスク、デメリットを回避したのが、良質な脂肪のみを注入するコンデンスリッチ豊胸です。双方の違いは「脂肪の質」にあるとお考えください。
2. コンデンスリッチ豊胸で使用するのはどんな脂肪?
コンデンスリッチ豊胸では、コンデンスリッチファットと呼ばれる良質な脂肪を注入していきます。
2-1. コンデンスリッチファットとは?
コンデンスリッチファット(CRF)は、太ももやお腹から脂肪を採取し、その脂肪から不純物を取り除いて濃縮した注入素材です。
脂肪壊死やしこりの原因となる不純物である「老化細胞」「死活細胞」を取り除くことで、体表面積あたりの幹細胞濃度が高まり、良質な脂肪になります。
2-2. コンデンスリッチファットの抽出プロセス
まずはお腹や太ももから脂肪を採取。外気に触れずにウェイトフィルターを装着した専用の「加重遠心分離器」にかけます。これによって通常よりも約25倍の圧力がかかり、弱くて古い脂肪細胞は排泄オイルに変化して分離されます。
注射器の中身が脂肪と不純物に分かれるので、不純物だけを排除し、幹細胞を凝縮した綺麗な脂肪だけを抽出。これがコンデンスリッチファットです。
3. コンデンスリッチ豊胸はこんな人におすすめ!
コンデンスリッチ豊胸の概要についてはご理解いただけましたでしょうか。
続いて、コンデンスリッチ豊胸をおすすめしたい方をご紹介します。
3-1. しこりを作りたくない人
バストに注入した脂肪は血液や酸素などが栄養分となり、術後3ヶ月程度で定着します。つまり、脂肪に栄養が行き渡らないと壊死し、しこりや定着しない原因になります。
冒頭でも軽くご説明しましたが、これまでの脂肪注入豊胸では、バストに注入した脂肪が壊死し、しこりのトラブルが多発していました。なぜなら、採取した脂肪をそのまま注入していたからです。この純脂肪には不純物が含まれるので、しこりのリスクが高くなり、定着率もあまり良くありませんでした(定着率は約40%)。
その点、コンデンスリッチ豊胸では、不純物を取り除いて濃縮した脂肪を注入するので、しこりのリスクを回避しながら定着率を高めることができます(定着率は約80%)。
3-2. 効果を長期間持続させたい人
これは脂肪注入豊胸全般に言えることですが、注入した脂肪が定着すれば、効果は長期間持続します。10年程度で入れ替えが必要になるシリコンバッグや、1年程度で吸収されてしまうヒアルロン酸にはない特徴と言えるでしょう(※ダイエットや加齢などで体が痩せればバストも痩せます)。
3-3. ボディラインを整えたい人
脂肪注入豊胸の魅力はバストが大きくなるだけでなく、脂肪吸引した箇所の痩身効果が見込める点です。ご自身が気になっている太ももやお腹といった部位から脂肪を採取すれば、ボリューミーなバストと美しいボディラインが同時に実現できます。
4. コンデンスリッチ豊胸のダウンタイム
どんな美容施術にも付き物なのが、ダウンタイム。コンデンスリッチ豊胸のダウンタイム中はどのような症状があらわれるのか、脂肪を注入するバストと採取する部位に分けてご説明します。
4-1. 腫れ
▼バスト
手術直後は脂肪注入によるボリュームアップだけでなく、カニューレの注入操作による刺激で腫れも相まって、バストが一番大きく見えます。
ピークは術後1週間頃で、術後2週間程度を目安に落ち着きます。
▼脂肪吸引箇所
脂肪吸引をした箇所は、脂肪の周辺組織が炎症を起こして腫れが生じます。ピークは手術当日から術後3日ほどで、落ち着く目安は術後1週間程度です。
4-2. 内出血
▼バスト
バストの内出血は、脂肪注入に用いる針の刺激によって生じます。
最初は驚いてしまうと思いますが、脂肪吸引や脂肪注入をする方全員に出るものです。徐々に色味が落ち着いていくので、不安に思われる必要はありません。
ピークは術後1週間頃までで、黄色に変化し、術後2週間を目処に落ち着きます。
▼脂肪吸引箇所
内出血の正体は、手術中、術後に出たの血液です。それが皮膚表面に移動することで、内出血としてあらわれます。こちらもバストと同じく、術後2週間頃を目安に落ち着きます。
4-3. 痛み
▼バスト
腫れと同じく、注入操作の刺激によってバストに痛みが生じます。ピークは手術当日の麻酔が切れてから術後2~3日までで、動けないほどの痛みではありません。術後1週間頃には落ち着きます。
▼脂肪吸引箇所
施術の刺激によって体がダメージを受け、1週間ほどは痛みが生じます。痛みの程度は筋肉痛をイメージしてください。激痛ではないので、動けないということはありません。
痛みに弱い方は、クリニックから処方される鎮痛剤を服用しましょう。
4-4. むくみ
▼脂肪吸引箇所
脂肪吸引部位は手術中・手術後の出血やリンパ液が患部に溜まること、手術による体の水分代謝の低下によってむくみが生じます。特に下半身はむくみが顕著に出るので、細くなっていないと感じることもあるかもしれません。
しかし、脂肪を吸引した以上は細くなります。むくみが落ち着く術後1ヶ月ほどは、半身浴などで体を温める意識をしてみてください。
4-5. 拘縮(こうしゅく)
▼脂肪吸引箇所
拘縮は、脂肪吸引部位に起こる症状です。脂肪を取り除くと、皮膚と脂肪の間に空洞ができます。その周辺組織がお互いにくっついて回復する過程で起こるのが、拘縮です。
術後すぐは症状がなく、術後3週間~1ヶ月頃から皮膚表面の凸凹や動かした時のつっぱり感が出始め、術後3~6ヶ月で落ち着きます。
5. 定着を妨げる? コンデンスリッチ豊胸後のNG行動
コンデンスリッチ豊胸の後、定着を妨げてしまう行動があります。以下の3つに十分注意しながら術後3ヶ月を過ごしましょう。
5-1. ダイエット
脂肪を定着させるには、バストに十分な栄養を送る必要があります。そうなると必須になってくるのが、バランスが整った食事。ここでダイエットをするとバストへの栄養補給ができなくなる他、単純に痩せてしまうことによる脂肪の減少もあって、定着に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
かと言って無理に太ろうとする必要はなく、痩せないようにする意識が大切です。
5-2. 喫煙
喫煙は血管を収縮させる作用があります。血管が収縮すると、脂肪に酸素や栄養が行き届きにくくなってしまうため、脂肪にとって良い環境とは言えません。
喫煙をしている人にとっては過酷かもしれませんが、この機会に禁煙してみるのもひとつです。
5-3. ワイヤー入りブラジャーの着用
コンデンスリッチ豊胸後、物理的にバストを締め付けてしまう行動は定着に影響する可能性があります。こうした観点から、ワイヤー入りブラジャーの着用は術後1〜3ヶ月ほど控え、それまではスポーツブラを着用しましょう。
6. 名古屋でコンデンスリッチ豊胸が受けられるクリニック
ここでは、名古屋でコンデンスリッチ豊胸を受けられるクリニックを3院ご紹介します。「名古屋 コンデンスリッチ豊胸」で検索してヒットしたクリニックを記載してみました。
費用も掲載しておりますので、参考にしてみてください。
6-1. ヴェリテクリニック
銀座、名古屋、大阪に拠点を持つ美容クリニックです。
公式HPにて料金詳細を確認してみたところ、明確な金額の表記が見当たりませんでした。脂肪吸引の部位によって料金が変動するようです。
▼費用
施術名 | 費用(税込) |
コンデンスリッチ豊胸 | 脂肪吸引+550,000円 |
▼アクセス
愛知県名古屋市中村区名駅4-6-23 第三堀内ビルディング11階
JR線 名古屋駅より徒歩5分
▼公式HP
https://www.veriteclinic.or.jp/
6-2. THE CLINIC
脂肪吸引、脂肪注入の専門クリニックとして知られる美容クリニックです。
料金を調べたところ、コンデンスリッチ豊胸のメニューだけでも3種類あり、ベイザーリポを使用するのとしないのとでは11万円の差がありました。
また、注入方法によっても料金が大きく変動しそうです。
▼費用
施術名 | 費用(税込) |
コンデンスリッチ豊胸 | 1,078,000円 |
コンデンスリッチ豊胸(ベイザー併用) | 1,188,000円 |
コンデンスリッチ豊胸(ベイザー併用、2.4mmヌードルインジェクション) | 1,408,000円 |
▼アクセス
愛知県名古屋市中区丸の内 3-22-24 名古屋桜通ビル 1F
地下鉄 久屋大通駅より徒歩3分
▼公式HP
https://www.theclinic-nagoya.com/
6-3. 城本クリニック
城本クリニックは30年の歴史があり、老舗美容クリニックのひとつです。
コンデンスリッチ豊胸の料金については詳細が見当たらず、脂肪注入法の料金詳細には「問い合わせください」との記載がありました。
コンデンスリッチ豊胸以外の脂肪注入法も導入しており、その手法や脂肪吸引部位によって金額が変動するのかもしれません。
▼費用
料金掲載なし
▼アクセス
愛知県名古屋市中区錦3-5-4 アネックスビル11F
地下鉄 久屋大通駅直結
▼公式HP
7. 【重要】コンデンスリッチ豊胸の定着に必要な条件
注入した脂肪をバストに定着させるには、脂肪の質と注入量、注入方法、バストの皮膚の伸展が重要な鍵を握ります。
なお、コンデンスリッチ豊胸で使用する脂肪は良質な脂肪なので、一つ目は問題ありません。残りの3つの条件「注入量」「注入方法」「バストの皮膚の伸展」については以下でお話しします。
7-1. 適量の脂肪を注入すること
脂肪の注入量が多ければ多いほど大きくなるとイメージされがちですが、それは大きな誤解です。先ほどもお伝えした通り、脂肪は酸素や血液を栄養源としています。
あまりにも多く注入すると内圧が高くなって脂肪全体に栄養が行き渡らず、壊死してしまう可能性があるのです。逆に、あまりにも少量の注入では豊胸効果が見られず、費用対効果が低くなってしまいます。
なお、平均注入量はクリニックや個人個人の脂肪の付き方によって異なるものの、一般的には片胸200〜300ccが目安です。元々のバストサイズが小さい人は若干少なくなったり、反対にバストサイズが元々大きい方はそれ以上注入できたりもします。
7-2. 各層に分散して注入すること
どんなに脂肪の質が高くて注入量を守ったとしても、注入方法ひとつで定着に大きな差が生じます。
例えば、脂肪を塊で注入するとどうなるでしょうか。純粋にバストが大きくなると思うかもしれませんが、そう上手くはいきません。脂肪の真ん中に栄養が行き渡らず、大きなしこりになる可能性が高まってしまうのが現実です。
そうならないためには、皮下や乳腺下などの各層に満遍なく脂肪を注入していくこと。細く長く脂肪を入れて重ねていくと、脂肪全体に栄養が行き渡りやすくなります。
7-3. 皮膚の伸展を良くした状態で注入すること
脂肪の状態や注入量、注入方法に加えて必須となってくるのが、バストの皮膚の伸展具合です。
ここまで何度か「脂肪に圧がかかると栄養が行き渡らず、脂肪壊死やしこりの原因になる」とお話ししてきました。バストの皮膚の伸展はここに大きく関係しており、そもそもの注入スペース(許容スペース)が狭いと十分な脂肪が入れられず、無理矢理入れても定着しないということです。
このケースに当てはまりやすいのが、痩せている人やバストサイズが元々小さめの人。十分な脂肪を注入するために、術式を工夫して吸引管で伸ばしながら注入する方法や、乳房拡張機器を使って皮膚を伸ばす方法が行われています。
8. コンデンスリッチ豊胸のクリニックを選ぶ上で重要な4つのポイント
一言にコンデンスリッチ豊胸といっても、注入方法や注入量、脂肪吸引に用いる機器は様々です。ここではクリニックを選ぶ上で必ずチェックしていただきたい3つのポイントをまとめました。
8-1. チェックポイント①:多くの症例を経験しているか?
施術の症例数は、医師の経験値や技術力を表す指標になります。医師の技術力を見分ける材料のひとつとして、クリニックのHPやSNSに掲載されている症例写真を確認しましょう。
症例写真を確認する上で気をつけたいのが、「術後の時期」です。コンデンスリッチ豊胸は術後3ヶ月で定着するので、術前と術後1ヶ月の写真ばかりを載せているクリニックは要注意。術後1ヶ月ではまだ定着していないので、比較しようがありません。
これは純粋にクリニックの信頼性に繋がるので、症例を確認する際、一緒に確認してみると良いかもしれません。
8-2. チェックポイント②:1度の施術でしっかり大きくできるか?
バストの皮膚の伸びが悪い人の場合、一度の施術で十分な量の脂肪を注入できないクリニックもあります。少量の脂肪注入を複数回に分けて行う方法もありますが、脂肪吸引のことを考えると、患者側の負担になることは間違いありません。
本来は、一度の施術でしこりにならない範囲の脂肪を注入してくれるクリニックがベストです。
8-3. チェックポイント③:脂肪吸引箇所も綺麗になるか?
コンデンスリッチ豊胸をはじめとする脂肪注入豊胸は、ボリューミーなバストと同時に美しいボディラインを手に入れることができます。
要するに、バストだけがきれいになっても意味がありません。脂肪吸引箇所も美しいボディラインを描いてこそ、コンデンスリッチ豊胸。脂肪吸引した箇所がボコボコになるトラブルも起こっているので、脂肪注入と吸引、どちらにも定評があるクリニックを選ぶ必要があります。
8-4. チェックポイント④:ダウンタイムに配慮はあるか?
脂肪吸引と脂肪注入を同時に行うコンデンスリッチ豊胸。吸引箇所とバストいずれもダウンタイムが辛いと、心身ともに疲れてしまいます。
今ではダウンタイムが軽くできる手法がだんだん広まってきており、手術の次の日から仕事に復帰する人も増えてきました。痛みや腫れがゼロとはいかないものの、最小限に抑えることはできますので、ダウンタイムに配慮してくれるクリニックを探してみると良いでしょう。
9. コンデンスリッチ豊胸を受けるなら専門医に任せること
名古屋で豊胸手術をお考えの方に向けた、コンデンスリッチ豊胸をおすすめする理由や術後のダウンタイム、定着を高めるポイントやコンデンスリッチ豊胸が受けられるクリニックをご紹介しました。
ここまで記事を読んでくださった方はご理解いただけたかと思いますが、コンデンスリッチ豊胸を行う医師には、脂肪注入の技術だけでなく、脂肪吸引の技術も求められています。さらに、脂肪注入は注入量や注入方法など、かなり細かい部分までテクニックが求められる施術です。そうなると、担当医の経験値が必須であることは言うまでもありません。
万が一、名古屋でそういったクリニックに出会えなければ、大阪や東京といった県外のクリニックに足を運ぶことも検討しましょう。
コンデンスリッチ豊胸の医師を選ぶ上で重要なのは、家からクリニックまでの距離や費用ではなく、医師の技術力です。多少の距離があっても技術が高いドクターのもとに足を運ぶ価値は十分にあります。
最後にご紹介した「コンデンスリッチ豊胸のクリニックを選ぶ上で重要な4つのポイント」を参考にしながら、高い技術と多数の経験を持ち合わせた医師選びを意識してみてください。
是非、コンデンスリッチ豊胸で自然なバストと美しいボディラインを。この記事を読んでくださった皆様が、技術ある医師に出会えるよう願っております。