「もう少しバストが大きければ自信が持てるのに…」
「バストが大きければメリハリのある体型になれるのに…」と、バストに悩みを抱えている方は多いです。
一般的に体重が増えれば比例してバストは大きくなりますが、実際には脂肪がついてほしくない箇所にばかり脂肪は蓄積されてしまい、目指すべきメリハリのあるボディラインを手に入れるのは大変です。
豊胸手術はそういった悩みを解決することができる手術です。
しかし、豊胸手術はあくまでも手術であり、当然リスクが付き物です。。
この記事では、豊胸手術を行う前に知っておくべきリスクを紹介していきます。
リスクを事前に知ることにより、回避できることもたくさんあります。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
1.理想のバストを実現するために、豊胸の効果
豊胸手術は、バストが大きくなる手術です。
バストが大きくなると、どんなことが変わってくるのでしょうか。
1-1.ファッションを楽しむ
バストが大きくなることで、ファッションをより楽しむことができます。
たとえば、水着をためらいなく着ることができたり、胸元の開いたドレスにもチャレンジできます。
また、普段のファッションでも、バストにボリュームがあると、シャツ1枚着るだけでも女性の魅力を最大限発揮することができます。
1-2.悩みが解消され、明るくなれる
女性にとってバストの大きさは、一種のステータスのようなところがあります。
友達同士で温泉やプールに行っても胸が小さいことでどこか気後れしてしまったり、異性にがっかりされるのではないかと、ひそかに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
悩みが1つでも無くなるだけで、心は軽くなり明るくなれるものです。
1-3.自分に自信がつく
バストアップするために高いクリームを購入したり、エクササイズ商品を買って毎日継続したり…
しかし、そんな努力を続けても必ずバストアップできるという保証はありません。
生まれ持ったバストの小ささで悩み、人生を消極的に生きている方がいます。
そんな女性たちにとって豊胸手術というのは、長年の悩みから解放され、コンプレックスを払拭できる魔法のような施術なのです。
バストが大きくなるだけで明るく楽しく前向きに過ごせるようになるのなら、これ以上の効果はありません。
2.豊胸の施術は大きく3種類ある
豊胸術には大きく3種類の異なる施術方法があります。
ここでは、それら3種類の豊胸術についてさらに掘り下げて紹介していきます。
2-1.シリコンバッグ挿入
シリコンバッグ挿入はバストアップ効果をはっきり感じたい方、注入系の豊胸術では満足できない方にオススメの豊胸術です。
シリコンバッグ挿入の施術は、シリコンバッグを挿入するために脇の下、あるいは乳房下法、乳輪周囲を4~5㎝ほど切開して行います。
術後は2週間程強い痛みを伴います。
腫れの症状も出て、完全に消失するまで3か月程度かかる場合もあります。
また、シリコンバッグを挿入するために行う切開では、傷跡がどの程度綺麗になるかは個人差が大きいです。
2-2.ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は大掛かりな手術はしたくないけれど、バストアップをしたいという方に向いています。
また、手軽に行えるという点でも、気軽な気持ちで施術を受けることができる人気の豊胸術です。
ヒアルロン酸注入は細い注入針を使い、ヒアルロン酸をバストに注入します。
ヒアルロン酸は時間の経過と共に体内に吸収されてしまうため、適度なボリュームを維持するために一度に大量に注入をするのではなく、期間を空けて減った分を補うという形で行うのが一般的です。
術後、注射針によって内出血が起こることがあります。
また、予想以上の効果が実感できないこともあります。
2-3.脂肪注入
サイズダウンしたい部位から脂肪を採取し、その脂肪をバストに注入する豊胸術です。
異物を入れることに抵抗のある方、気になる部位のサイズダウン、バストアップを同時に行いたい方、部分的に豊胸をしたい方、豊胸したことをバレたくない方にオススメの施術になります。
他の豊胸術との圧倒的な違いは、一度施術を行えば半永久的に効果が持続することです。
シリコンバッグ挿入のように数年に一度の入れ替えも、ヒアルロン酸のように体内に吸収されてしまうこともありません。
術後の痛みも、強い痛みはありません。
脂肪を採取した箇所は痛みますが、デスクワーク程度の仕事ならば最低1日で仕事復帰することができます。
痛みは強い筋肉痛に似た痛みで術後2週間が経つ頃には、ほぼ消失しています。
3.豊胸のリスクについて
豊胸術には大きく分けて3種類あり、それぞれの特徴について紹介しました。
同じ豊胸術でも、施術内容も効果の持続力も大きく異なることが分かったと思います。
ここでは、3種類の豊胸術のリスクについて見ていきましょう。
豊胸手術を考えているのなら、リスクについても十分な知識を蓄えておいた方が後々トラブルが起きた時に迅速な対応を取ることができるからです。
3-1.シリコンバッグ挿入
シリコンバッグは身体にとって異物なので、異物を取り囲むように炎症が起こることがあります。
炎症の結果、細胞は死んでしまい、カルシウムと細胞成分が結合します。
これが石灰化と呼ばれる症状です。
異物による炎症が周囲に及ぶと、炎症をこれ以上広げないように身体が線維芽細胞を活性化して線維を作り、シリコンバッグを取り囲みます。
これが被膜と呼ばれるものです。
シリコンバッグの厚みや柔らかさによって度合いは異なりますが、仮にシリコンバッグが硬かったり厚みがあると、被膜も厚くなります。
被膜は薄ければ特に問題はありませんが、被膜を伸ばそうとする力が加わった場合、その力が大きければ大きいほど被膜は厚く硬くなり、被膜を守ろうとして被膜自体が収縮するようになります。
これをカプセル拘縮と言います。
カプセル拘縮が起こると、外から見ても挿入したシリコンバッグの形がくっきりと分かってしまうようになります。
3-2.ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は、体内に元々存在する成分のため安全だと思われがちですが、まれに異物と認識されてしまうことがあります。
異物と認識された場合、注入したヒアルロン酸の周りにコラーゲン線維の被膜が形成されてしまい、カプセル化します。
これが「しこり」です。
特に一度に大量のヒアルロン酸を注入したり、粒子の不均一な質の悪いヒアルロン酸を使用した場合リスクは高まります。
3-3.脂肪注入
脂肪注入のリスクは、注入した脂肪が壊死して石灰化を起こし、外から触れた時に硬さを感じたり、大きなしこりになってしまい、外から容易に触れることができたり、痛みが出ることです。
また、自分の身体から脂肪を採取するため、脂肪吸引箇所がボコボコになってしまう可能性があります。
またリスクというよりデメリットとしては、脂肪注入に成功しても実際に定着するのは、入れた脂肪の30%ほどになってしまうことが多く、大幅なサイズアップが望めないところにあります。
いかがでしたでしょうか。
しこりや石灰化といったアレルギー反応が出ればヒアルロニターゼで体内のヒアルロン酸を分解することもできます。さらに感染が起これば抗生物質での対処も可能です。
誰でも必ず起きる症状ではないため、過度に心配する必要はありません。
4.ダウンタイムについて
3種類の豊胸術のリスクをご紹介したところで、ここでは3種類の豊胸術のダウンタイムについて紹介していきます。
施術方法が違えば、それに伴いダウンタイムも違ってきます。
それぞれの施術方法ごとのダウンタイムを以下にまとめました。
シリコンバッグ挿入 | ヒアルロン酸注入 | 脂肪注入 | |
---|---|---|---|
手術時間 | 約1時間 | 約15~30分 | 約2時間 |
麻酔 | 全身麻酔 | 局所麻酔 | 全身or静脈麻酔 |
入院の有無 | なし | なし | なし |
通院 | 手術前1回・手術後2~3回 | 施術前なし・施術後2~3回 | 手術前1回・手術後2~3回 |
傷跡 | 脇の下orアンダーバストに4㎝ | 注射だけのためほとんどなし | 脂肪吸引の際に5mm・注射なのでなし |
手術後の腫れ内出血 | 腫れや内出血は2週間程度で治まる | 痛みはほとんどなし | 腫れや内出血は2週間程度で治まる |
手術後の生活 | シャワーは翌々日から可能・入浴は1週間後から | シャワーは翌日から可能・入浴は1週間後から | シャワーは翌日から可能・入浴は1週間後から |
レントゲン | 写る | 超音波・CT・MRIに映る場合がある | 脂肪が石灰化すると映る場合がある |
豊胸術の種類によって、手術時間や麻酔、施術後に起こる症状、傷跡までかなり異なることが分かりました。
5.医師によるカウンセリングを受けてリスクを軽減する
持病について事前に医師に伝えておくこともリスクを軽減するためには大切です。
問診票に記入することはもちろん、カウンセリングの際には持病があることを正直に話しましょう。
特に心臓病・肝臓病・腎臓病の方は施術を受けられない場合があります。
また服用している薬によっては「施術の〇日前から服用禁止です」と言われる可能性があります。
その場合はクリニックだけでなく、かかりつけの病院での相談も必要になってきます。
6.リスク回避のためにはコンデンスリッチ豊胸がオススメ
豊胸術には大きく分けて3種類あると紹介しましたが、3つともそれぞれリスクがありました。
豊胸手術を受け蹴ようと考えている方なら当然、できることならリスクは回避し、安心して施術を受けたいものですよね。
リスクをできる限り少なく施術を受けたいという方には、人工物では無い自分の脂肪を胸に注入することで豊胸を行う「コンデンスリッチ豊胸」も選択肢の一つです。
コンデンスリッチ豊胸は3つの豊胸術の中に分類するとすれば、脂肪注入に該当しますが、決定的に違うのは自分の身体から採取した脂肪をコンデンス(濃縮)し、死活・老化細胞や麻酔薬などを破棄した良質な脂肪のみをバストに注入する施術になります。
6-1.注入方法も重要
いくらコンデンスした良質な脂肪を注入しても、一箇所にまとめて注入してしまうと中心部まで血液や酸素が届かず、脂肪が壊死して石灰化を起こしたり、しこりになることがあります。
技術力の高いドクターは「マルチプルインジェクション」という注入方を採用している場合があります。
これは様々な層に少量ずつ分散して注入していくため、石灰化やしこりのリスクを回避することができます。
また、コンデンスリッチ豊胸術は日本医療脂肪幹細胞研究会CRF協会から認可されたクリニックでしか施術を受けることができず、
確かな技術のあるドクターしか施術を行うことができません。
7.まとめ
豊胸をするまえに知っておきたいリスクを中心に、豊胸の効果や種類、豊胸術別のダウンタイムなど、詳しく紹介しました。
バストがボリュームアップするだけで、今までチャレンジできなかった洋服や水着を堂々と着ることができるようになり、そんな自分をさらに好きになることができるでしょう。
自分に自信を持つだけで、いつもの毎日が少しずつ前向きな気持ちで楽しくなっていきます。
リスクを知ることでそのリスクを回避することができます。
豊胸をする前にこの記事を参考にして、安全に豊胸手術を受けましょう。