福岡で脂肪吸引を考えている方の中には、どの種類の脂肪吸引がいいのだろう?と迷っている方もいると思います。脂肪吸引と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか。
ダウンタイムが辛そう、傷跡が大きく残りそうなどのマイナスなイメージを持っている方も多いと思います。
そんな不安を抱えている方におすすめしたい脂肪吸引法は、身体への負担が少ないベイザー脂肪吸引というものです。
ベイザー脂肪吸引がおすすめな理由と施術と術後の流れ、メリット・デメリットも詳しく説明していきます。
この記事でわかること
1.ベイザー脂肪吸引は手術後の負担も少ない脂肪吸引技術
特殊な超音波であるベイザー波を当てて脂肪のみを柔らかくします。その後全周に穴がついているカニューレと呼ばれる吸引管で脂肪を除去します。
1-1.従来の脂肪吸引との違い
まずカニューレの形状が違います。従来の脂肪吸引で使用されるカニューレは先端に刃がついているのが特徴です。刃で脂肪を削り取りながら脂肪を吸引していきます。
カニューレを挿入する傷口は小さいですが、体内を広範囲で行き来するため、身体への負担が大きく、吸引できる脂肪も限界がありました。
1-2.ベイザー脂肪吸引の特徴
ベイザー脂肪吸引で使用するカニューレには刃がなく、ベイザー波で脂肪を乳化させて吸引するため、炎症や内出血も従来の脂肪吸引より少なく、身体への負担も少なくなります。
除去できる脂肪の量も従来より多くなり、最大90%までの除去が可能です。従来では不可能だった皮膚直下の浅い層の脂肪も根こそぎ吸引することができます。
2.誰でも手術を受けることが出来るの?
未成年であっても保護者の同意書または同伴があれば、年齢問わず誰でも手術を受けることは可能です。脂肪吸引を扱っているクリニックであれば、誰でも施術を受けることができます。
しかし場合によっては受けられない人もいます。では、どんな人が手術を受けられないのでしょうか。
受けられない理由として考えられる内容を紹介していきます。
2-1.BMI18以下の人
もともと皮下脂肪が少なくBMI18以下の人は、施術を絶対に受けられないわけではないですが、あまり変化がないことから、クリニック側から断られることもあります。
2-2.心疾患がある
腎臓、心臓、甲状腺に疾患がある方、体内の臓器になにかしらのトラブルをお持ちの方も断られることがあります。施術によって症状が悪化したり、副作用が出る恐れがあるためです。
2-3.貧血がある
貧血状態、生理中の方は、施術を断られることがあります。脂肪量の多い太もも、お腹、お尻などの広範囲の部位は大量に血液を失います。
血液が少ない状態での施術は、危険だと判断されることがあります。
2-4.未成年
未成年で施術を受ける場合は、保護者の同意が必ず必要です。
また高校生以下の方は、保護者の同伴も必要です。
保護者の同意、または同伴が可能であれば、脂肪吸引の施術を受けることは可能です。
3.こんな人はベイザー脂肪吸引がおすすめ
ここまではどんな人がベイザー脂肪吸引を受けられるか受けられないかの説明でした。
次に紹介する内容は、ベイザー脂肪吸引がどんな方におすすめなのかです。
3-1.ダウンタイムを短くしたい方
施術後、麻酔が切れたときにある痛み、内出血、腫れが比較的少ないため、施術する部位によっては、翌日仕事復帰する方もいます。ダウンタイムが他の脂肪吸引と違い、短いことが特徴です。
3-2.身体に負担をかけたくない方
ベイザー脂肪吸引はベイザー波によって脂肪を乳化させ、刃のないカニューレで吸引を行います。そのため周囲の血管や神経、線維組織を傷つけずに施術を行うことができます。
そのため痛みや腫れが少なく、身体への負担も少ないです。
3-3.部分痩せをしたい方
ダイエットに成功して体重も落とすことができたのに、まだ太さが気になる部位があるという方はベイザー脂肪吸引がおすすめです。
気になる部位の脂肪をピンポイントで吸引することができるため、部分痩せをしたい方は効果を期待していいでしょう。
3-4.リバウンドしたくない方
脂肪吸引は脂肪細胞自体を取り除くため、太りにくくリバウンドしにくい身体になります。
ただし、脂肪細胞は少なくなっても暴飲暴食を続けていたら、少ない細胞も肥大化して太ってしまいます。
4.ベイザー脂肪吸引の施術の流れ
4-1.カウンセリング予約
メールまたは電話でカウンセリング予約を行いカウンセリング日を決めます。
4-2.カウンセリング
患者が気になるところや、どのような体型にしたいかなどの希望を伝えた後、ドクターが症例写真を用いて説明しながら、綿密にカウンセリングを行います。
患者がこうしたいという希望があったとしても、医学的に無理な場合や、とりすぎてしまうと体型が美しく仕上がらないなどの指摘をしてくることもあります。
この時に、施術や仕上がり、術後についての不安をなんでも遠慮せずに聞きましょう。
こういった質問に対して、きちんと明確な返事をくれたり、心配要素を取り除くように親身になって相談に乗ってくれるドクターを選ぶことは非常に大切なことです。
自分の希望を伝えつつ、ドクターの技術と経験から、最終的にどんな体型に変わることができるのか、意見の擦り合わせをした後、デザインが決まったら、細かくマーキングをしていきます。
4-3.施術
マーキングをした後に施術を受けます。
4-4.帰宅
施術後、別部屋で休んでから帰宅となります。
5.施術の詳細説明
おおまかな流れが分かったところで、施術の詳細を説明していきます。
5-1.施術部位の写真撮影
術前の様子をカルテ用に写真を撮って保存します。
5-2.術前の検査
事前検査の内容は、血液検査、レントゲン、血圧、脈拍などになります。施術当日の体調に関わる問診もあります。
また、施術開始時間などにより、条件によっては、術前の食事や服用している薬を控えなければいけません。
5-3.麻酔薬の注入
吸引部位の皮下脂肪層に麻酔薬を注入します。
5-4.ベイザー波を当て脂肪のみを乳化、吸引
ベイザー波によって脂肪細胞のみを乳化させ、刃のないカニューレの先端から吸引していきます。脂肪を十分に吸引した後、切開部を縫合します。
5-5.施術後
吸引部位をサポーターなどでしっかりと圧迫します。麻酔が切れ、回復するまで横になって十分休みます。
5-6.帰宅
なかには、どれだけの量の脂肪をとれたのか見せてくれるクリニックもあります。
スタッフに内服薬の説明や、経過観察の予約の確認をします。
その後、帰宅となります。
6.術後の詳細説明
施術の詳細がわかったところで、次は術後の過ごし方についてです。術後、いつから洗顔、入浴、運動、飲酒が可能なのかを説明していきます。
6-1.施術当日
まずは施術当日ですが、自宅に帰ったら安静にしましょう。痛みがひどい場合は我慢せずに処方された痛み止めを飲みましょう。
食事はできますが、痛みや疲れから食欲がわかない場合は無理に食べることはありません。ただし水分はこまめに補給しましょう。麻酔を早く排出し、むくみを取るためです。
入浴はもちろん、シャワー、洗顔も禁止というクリニックが多いです。傷口をしっかりと縫合しているとはいえ、患部が水に濡れるのを防ぐためです。
6-2.施術翌日
施術の翌日はまだ、痛みやむくみなどで体調は優れないでしょう。
施術の翌日から洗顔とシャワーが可能になります。しかし、術後3日間が過ぎるまでは傷口を濡らさないように注意してください。
6-3.約一週間後、経過観察
施術から約一週間が経つと抜糸をするために、施術を受けたクリニックを訪れないといけません。抜糸が終われば入浴は可能になります。
6-4.10日~2週間後
腫れや内出血が徐々に引いていきます。この頃になると痛みはほとんどなくなってきます。違和感なく普段の生活を送ることができるようになります。
この時期に圧迫をしっかりやっておかないと、肌の凹凸がそのまま残ってしまう可能性があります。
マッサージ、ストレッチなどのアフターケアもしっかり行いましょう。
6-5.1か月後
施術から1か月が経つと、むくみも痛みもほぼ引いて、細くなったことを実感できるようになります。
6-6.3か月後
経過観察のために、クリニックに来院する場合があります。
ダウンタイム中に起こる症状もなくなるころです。
施術から3か月経っても、拘縮が治らないなどの症状がある場合は、早急にドクターに相談しましょう。自己流で行っているアフターケアが間違っている可能性があります。
7.飲酒と運動はいつから可能?
ベイザー脂肪吸引をしたあと、いつ頃から平常通り飲酒と運動が可能なのでしょうか。
7-1.飲酒が可能なのはいつから?
飲酒は、抜糸が終わり腫れが完全に引いてからがよいとされています。
飲酒が習慣の方にとっては辛いかもしれませんが、ダウンタイム中に飲酒をすると、回復の遅れやむくみの悪化、肝機能の低下などのデメリットを引き起こしてしまい、せっかく綺麗になるために行った脂肪吸引の仕上がりが理想通りにいかない可能性があります。
7-2.運動が可能なのはいつから?
施術後すぐに運動するのはよくないと思われがちですが、ダウンタイム中に全く動かずにじっとしているよりも、家事をする、ストレッチなどの軽い運動は行った方がよいです。これらの運動は翌日から可能です。
こうした運動を行う方が精神面にも快適に過ごすことができます。
ダウンタイム期間中は患部の腫れや内出血を見ると、どうしても過度に心配してしまいます。そういったストレスを緩和させるためにも、少し動くとよい気分転換になります。
しかし、たくさん汗をかくなどのハードな運動は、腫れや痛みがひどくなってしまう場合があるため、術後3週間までは控えましょう。
8.ベイザー脂肪吸引のメリット・デメリット
ベイザー脂肪吸引の特性がわかったところで、ここではメリット・デメリットについて言及していきます。
8-1.メリット
- 皮下脂肪の90%の除去が可能で、従来の脂肪吸引法と比べて圧倒的に吸引率が高い。
- 痛みや腫れ、内出血といったリスクが従来の脂肪吸引のダウンタイムが少ない。
- 皮膚の引き締め効果もあるため、術後のたるみや凹凸のリスクを抑えることができる。
- 吸引する際に血管や線維組織を傷つけないため、身体への負担が少ない。
- カニューレを挿入するために作る傷口を目立たない位置に作るため、傷跡が分かりにくい。
- 脂肪細胞をたくさん吸引できるため、太りにくい身体になる。
8-2.デメリット
- 他の脂肪吸引法と比べて費用が高い。
- ドクターの技術次第で仕上がりが大きく左右するため、技術のないドクターが施術を行った場合、脂肪以外の組織が傷ついてしまう他に、凸凹や、脂肪の取りすぎ、取り残しなどの失敗の可能性もあります。
ドクター選びはこのようなリスクをなくすためにも非常に重要です。
なるべくたくさんの情報を集め、納得いくまでカウンセリングを受けるなどして、信頼できるドクターを見つけましょう。
信頼できるドクターなら安心して施術を受けられます。
9.福岡でベイザー脂肪吸引を受けられるクリニック紹介
福岡でベイザー脂肪吸引を受けられるクリニックの紹介になります。
それぞれのクリニックの特徴も記載しているので、ぜひ参考にしてください。
9-1.ガーデンクリニック 福岡院
ただ脂肪を吸引すればいいという考えではなく、美しいボディラインを形成することに特にこだわりを持っているクリニックです。
ドクターの判断と合わせて、徹底的にカウンセリングを行ったうえで女性的でなめらかなボディデザインを行っています。
住所:〒810-0041福岡県福岡市中央区大名 1-15-35
247ビル 5F
HP:https://www.garden-clinic.net/
診療時間:10:00~19:00(年中無休)
料金:
部位 | 費用 |
---|---|
お腹(上腹部・下腹部別) | 400,000円 |
太もも(外側・内側・後面別) | 400,000円 |
二の腕 | 400,000円 |
ふくらはぎ | 400,000円 |
9-2.湘南美容外科クリニック 福岡院
価格設定が断然安く、家族割り、カード割りなどの割引が充実しているところが人気な理由のひとつです。
全国展開している美容外科クリニックなので、症例の数が圧倒的に多いのも、安心して施術を任せられることができる魅力のひとつです。
住所:〒810-0001福岡市中央区天神1-4-2エルガーラ7階
HP:https://www.sbc-fukuoka.com/contents/
診療時間:10:00~19:00(年中無休)
料金:
部位 | 費用 |
---|---|
お腹全体 | 420,000円 |
太もも全体 | 580,000円 |
二の腕 | 248,000円 |
ふくらはぎ | 198,000円 |
9-3.THE CLINIC 福岡院
「脂肪」だけに特化し、ベイザー脂肪吸引の技術を研鑽しているクリニックです。ボディデザインを得意としており、症例もたくさんあります。
修正を行えるだけの脂肪吸引術に長けたドクターが数多くいることが人気の理由です。
住所:〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2丁目1−18
HP:https://www.theclinic-fukuoka.com/
診療時間:10:00~19:00(年中無休)
料金:
部位 | 費用 |
---|---|
お腹 (上腹部・下腹部別) | 290,000円 |
太もも (外側・内側・前面・後面別) | 280,000円 |
二の腕 | 280,000円 |
ふくらはぎ | 280,000円 |
10.まとめ
福岡で脂肪吸引を考えている方へ、ベイザー脂肪吸引をおすすめする理由を中心に、施術を受けられる対象は限られているのか、さらに施術の流れから術後の経過を詳しく紹介しました。
ベイザー脂肪吸引の従来の脂肪吸引との圧倒的な違いは、内出血、腫れ、むくみといったダウンタイムが少なく、身体への負担が少ないところです。
しかし、人の手によって行われる施術であるため、メリット・デメリットはあります。
ベイザー脂肪吸引はドクターの技術によって仕上がり変わってきます。
この記事で紹介したクリニックの情報も踏まえて、ドクターを選ぶ際はできるだけ情報を多く集めた上で判断してください。