<この記事でわかること>
1. ポイント1:まずは情報収集から
2. ポイント2:自分に適した脂肪吸引機器を知る
3. ポイント3:クリニック選びでは「専門性」を重視
4. ポイント4:脂肪吸引が上手い医師はこうして見極める
5. ポイント5:脂肪吸引の費用はこうして見る
6. 脂肪吸引クリニックの選び方まとめ
ポイント1:まずは情報収集から
脂肪吸引することを決めたら、まずはインターネットで情報収集をしましょう。クリニックのホームページだけでなく、経験者の口コミやSNS、ブログなどが参考になります。
口コミはあくまでも参考程度に留めておく
口コミは個々の考えや感想なので、人によって感じ方がそれぞれ異なるもの。口コミの評価が高いクリニックだからと言って、そこのドクター全員が技術を持ち合わせているわけでもありません。口コミはあくまでも参考程度にして、全ての情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
脂肪吸引のクリニックを選ぶ上で確実なのは、カウンセリングに足を運び、医師としっかりと話をした上で判断することです。口コミは、カウンセリング候補のクリニックを選定する段階の判断材料としてご活用ください。口コミを見てカウンセリングに足を運ぶのは非常に良い流れだと思います。
「名医」は誰の判断か? 言葉に惑わされないように注意
インターネットで情報収集をしていくと、「名医」といった表現で医師が紹介されているページを見かけるかもしれません。このような情報を見つけたら、誰の判断で名医とされているのかを見極める必要があるでしょう。
例えば、テレビや雑誌で紹介されているような知名度の高い医師が全員「名医」かと言うと、そうとも限りません。広く知られていなくても、技術力が高くて知識・経験が豊富な医師がいれば、それが本当の「名医」ではないでしょうか。
ポイント2:自分に適した脂肪吸引機器を知る
脂肪吸引には、機器の違いによっていくつかの種類があります。クリニックによって取り扱っている機器が違うため、脂肪吸引の種類ごとにクリニックを絞っていくのもひとつです。
この章では、脂肪吸引の主な種類をご紹介します。
シリンジ法
機械を使わず、手作業で行う脂肪吸引です。注射器型の器具を使用して手作業で数ccずつ細かく脂肪を吸引する方法で、きめ細かい吸引や微調整が必要な部位の施術に適しています。
きめ細やかに脂肪を吸引できるという点では、除去する脂肪の周辺組織を傷付けにくいのも特徴です。
その一方で、手作業のために時間がかかり、広範囲の脂肪吸引には適さないというデメリットもあります。
ボディジェット
カニューレからジェット水流を噴射し、水の力で脂肪を分解しながら吸引していく方法です。
従来の機器ではカニューレ操作で周辺組織を傷付けてしまい、ダウンタイムが長くなる傾向にありましたが、ボディジェットは、脂肪層と筋肉層の間に水圧で隙間を作るため、組織を傷付けにくいという特徴を持ちます。これにより組織へのダメージを抑え、ダウンタイム軽減が期待できるようになりました。
しかし、水を使って脂肪を吸引していく性質上、術後のむくみが長引いてしまうのが避けられません。
ベイザー脂肪吸引
当院が毎日行なっている脂肪吸引です。「ベイザー波」と呼ばれる超音波を皮下脂肪に照射することで、脂肪を柔らかくしてから除去していきます。従来の脂肪吸引よりも吸引できる脂肪の量が多く、除去可能な皮下脂肪量は最大90%とも言われるほど高スペックな機器です。
また、乳化した脂肪を吸引していくため、周辺組織を傷付けることなく多くの脂肪を除去できるようになりました。さらに、線維組織の構造を温存したまま施術ができるので、術後の皮膚が綺麗に引き締まるというメリットも。
ただし、高性能ゆえに扱う医師にも相応の技術が求められるので、良くも悪くも「執刀医の技術が仕上がりに反映されてしまう方法」とも言えます。
ポイント3:クリニック選びでは「専門性」を重視
脂肪吸引を扱う美容クリニックの中には、当院のように脂肪吸引を専門とするクリニックもあれば、脱毛や二重、鼻の形成といった数々の美容施術を行うクリニックもあります。
この双方を比較した際、脂肪吸引の経験値が高いのは、前者である確率が高いということはご理解いただけるでしょう。数々の美容施術を行なっているクリニックは、他の施術がメインで、脂肪吸引の症例・経験があまりないケースも考えられるためです。
大切な体を任せるなら、やはり技術力の高い医師を選ぶべき。そのために、クリニックの専門性の高さやメインに扱う施術なども必ずチェックしておきましょう。
ポイント4:脂肪吸引が上手い医師はこうして見極める
脂肪吸引が上手い医師を見極めるために、次のようなことに着目してみてください。
症例数の多さ
症例数の多さは医師の経験値に直結します。したがって、症例数が多い医師の方=技術力が高いと考えられます。
美容外科医としての経験年数も参考材料のひとつになりますが、他の施術をメインにしている医師の場合、脂肪吸引の経験が少ない可能性もゼロではありません。医師を選ぶ際は、どのような施術を、どれほど経験したかを確認するようにしましょう。
学会や論文の発表経験
学会や論文は、同業者である医師に対して行いますので、中途半端な知識や技術では臨めません。そのため、医師の信頼度を図るひとつの指針と言えます。
また、自身の技術を他院のドクターにレクチャー、指導しているような医師も、信頼力が高いです。
このような情報はクリニックのホームページに掲載されているケースがほとんどなので、よくチェックしておきましょう。
スタッフに施術経験者がいる
脂肪吸引を経験したカウンセラーや看護師が多ければ多いほど、医師の技術力が高いことが伺えます。ドクターの技術を一番近くで見ているスタッフが施術を経験しているということは、ドクターの腕を信頼していないとできないからです。
カウンセリング時、脂肪吸引を経験したスタッフの割合を聞いてみると、意外と参考になります。
ポイント5:脂肪吸引の費用はこうして見る
最後のチェックポイントは、費用について。費用の考え方とモニター概要、価格帯重視で施術を受ける時の注意点をまとめました。
希望部位+麻酔・消耗品代=施術費用
当院の場合、麻酔代や消耗品や処方薬は「基本セット」に含まれているので、希望部位と基本セットの合算が施術費用になります。
ホームページの料金表を確認し、希望部位の料金と麻酔代の料金を足してみてください。部位によってはセットで受けた方が綺麗に仕上がる箇所もあるので、カウンセリングでご提案することもあります。
不要なオプションを勧められても断る勇気を
料金表を見てからカウンセリングをに足を運んでも、どんどんメニューが追加されて料金が高くなっていたという話をよく聞きます。悲しいことに美容クリニックではよくある話のようで、患者様にとって不要でも、売上のために無駄なオプションを提案するという魂胆のようです(当院では無駄なオプションなどは一切ありません)。
こういったクリニックには足を運ばないのが一番ですが、もし知らずに行ってしまった場合は、はっきりと断りましょう。それが難しい場合は「一度持ち帰って考えたい」と伝えて、その場で契約しないようにしましょう。たとえ有名なドクターがいたとしても、信頼に欠けるクリニックでの施術はお勧めしません。
入りの料金が安過ぎる場合、別メニューへの勧誘が前提となっていることも考えられますので、相場から大きく外れるようなクリニックは最初から避けましょう。
カウンセリングや問い合わせは大半のクリニックが無料なので、不明な点があれば料金について尋ねてみると良いです。
価格を抑えるならモニターがおすすめ
通常よりも安い料金で受けられるモニター制度があるクリニックも多いです。応募条件はクリニックによって異なりますが、大半は写真撮影や動画撮影、アンケートのご回答にご協力いただける方が対象となります。
なお、モニターを募集するクリニックの背景は様々。当院の場合はドクターの症例ブログに経過写真をアップすることを目的として、モニター様を募集しています。
ただし、なかには「新人ドクターの練習台」として格安モニターを募集しているところもあるようなので、相場と比較してあまりにも安過ぎる場合は応募を控えましょう。安過ぎる料金の裏側には、何かしらの事情があるはずです。
脂肪吸引クリニックの選び方まとめ
これから脂肪吸引をお考えの初心者の方に向けた、クリニック選びのポイント5つをご紹介しました。参考になりましたでしょうか。
脂肪吸引施術を成功させるために欠かせない、クリニック選び。カウンセリング前までに、できる限りの情報収集をして知識を身に付けておきましょう。
今回ご紹介した5つのポイントは、クリニック候補を選ぶ際に役立ちます。記事を参考にして候補クリニックを選んだら、カウンセリングに足を運んで複数の医師から話を聞いてみてください。その上で、信頼できるか・自分に合っているか・医師の技術力などを見極めて、ご自身が納得できる形で施術を受けましょう。
脂肪吸引専門クリニックとして、私達もお手伝いできることがあれば幸いです。